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【経済】日米の注目経済指標:8月労働市場情勢指数は2カ月連続でプラスとなるか?


9月5日-9日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。

■6日(火)午後11時発表予定
○(米)8月労働市場情勢指数-7月実績は+1.0
参考となる7月実績は、+1.0。今年入って初めてプラスとなった。ただし、8月の非農業部門雇用者数は7月実績を下回ることや、不完全雇用率は横ばいとなる可能性があることから、7月実績の+1.0をやや下回る見込み。

■6日(火)午後11時発表予定
○(米)8月ISM非製造業景況指数-予想は55.4
参考となる7月実績は55.5と、6月の56.5から低下。新規受注は6月の59.9から7月は60.3に上昇した。仕入れ価格は低下した。8月については、仕入れ価格はやや上昇する可能性があるが、新規受注はやや低下するとみられており、全体的には7月並みの水準になるとみられる。市場予想は妥当な水準か。

■8日(木)午前8時50分発表予定
○(日)4-6月期国内総生産(GDP)改定値-予想は前期比年率+0.2%
4-6月期法人企業統計の数字を考慮しても成長率は特に変わらない見込み。企業設備投資の伸びはマイナス圏内にとどまり、個人消費の伸びも力強さを欠く結果となりそうだ。

■8日(木)午前8時50分発表予定
○(日)7月経常収支-予想は+20739億円
参考となる6月実績は+9744億円。原油安で貿易収支の黒字幅は拡大した。経常黒字は24カ月連続となった。7月については、貿易黒字は縮小すると予想されているが、第一次所得収支の黒字額は大幅に増加することが予想されており、経常黒字額は増大する可能性が高い。

その他の主な経済指標の発表予定は、7日(水):(米)7月JOLT求人、(米)地区連銀経済報告、9日(金):(米)7月卸売売上高。

《FA》

 提供:フィスコ

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