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2016年09月03日14時59分

【為替】ユーロ週間見通し:底堅い展開か、追加緩和見送りならユーロ買い

ユーロ円 <日足> 「株探」多機能チャートより

■弱含み、米早期利上げ観測残る

先週のユーロ・ドルは弱含み。8月米雇用統計発表後も米早期利上げ観測は大きく後退せず、ユーロ圏と米国の金利差拡大を想定したユーロ売り・米ドルが観測された。欧州中央銀行(ECB)による早期追加緩和観測は後退したが、ユーロ圏の失業率は下げ止まっており、インフレ鈍化の可能性は消えていないこともユーロ売り材料となった。取引レンジ:1.1123ドル-1.1252ドル。

■もみあいか、ECBは追加緩和見送りの公算

今週のユーロ・ドルはもみあいか。欧州中央銀行(ECB)は8日の理事会での追加緩和を議論するとみられるが、英国の最近の経済指標は堅調であり、緩和見送りの公算が大きい。ただし、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げの可能性は残されており、ドル選好地合いは続くことから、相場としては方向感が出にくい。

予想レンジ:1.1050ドル-1.1300ドル

■上昇、米ドル高・円安進行の影響受ける

先週のユーロ・円は上昇。米早期利上げ観測が再浮上し、ユーロ売り・米ドル買いが優勢となったが、米ドル・円相場は1ドル104円台まで円安方向に振れた。この影響でユーロは一時116円台前半まで買われる展開となった。取引レンジ:113円85銭-116円37銭。

■底堅い展開か、追加緩和見送りならユーロ買い

今週のユーロ・円は底堅い展開か。欧州中央銀行(ECB)は8日の理事会での追加緩和を見送った場合、ユーロ買いに振れそうだ。一方、9月20-21日開催の日銀金融政策決定会合に向け、追加緩和策としてマイナス金利の深掘りを模索しているとの見方が広がっており、株安への警戒感が高まった場合、ユーロ買いはやや抑制される見込み。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・5日:7月小売売上高(前月比予想:+0.4%、6月:0.0%)
・6日:4-6月期域内総生産確定値(前年比予想:+1.6%)
・8日:欧州中央銀行が金融政策発表(中銀預金金利は-0.4%で現状維持の予想)

予想レンジ:114円50銭-117円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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