市場ニュース

戻る
 

【特集】ビジョン Research Memo(2):世の中の情報通信産業革命に貢献する企業として事業を展開

ビジョン <日足> 「株探」多機能チャートより

■概要・沿革

(1)概要

ビジョン<9416>はモバイルインターネット環境を提供するWiFiルーターの国内外でのレンタルと、スタートアップ、ベンチャー企業向けを中心に各種通信サービスの加入取次ぎ、コピー機、ビジネスフォン等のOA機器の販売までの幅広いサービスを提供する。「More vision, More success. (より先見性のある選択で、より多くの成功を。)」をコーポレートスローガンとして、企業や個人が感じている「めんどくさい」「よくわからない」「これなんとかならない」といった“不”をどうしたら解決できるかを考え、情報通信の力で、世界の人々のライフスタイルをより豊かに、世の中に新しい価値を創造していくという志のもと、事業活動を展開する。グループ企業として、(株)メンバーズネット、ベストリンク(株)などの連結子会社13社(2016年7月末現在)を傘下に置く。

(2)沿革

同社の前身は、在日南米人向けの国際電話サービスの加入取次ぎ(固定通信事業)を目的に代表取締役社長の佐野健一(さのけんいち)氏により1995年6月に設立された(有)ビジョン(本社:静岡県富士宮市)。1996年4月に事業拡大及び発展を目的として株式会社へ組織変更。2001年12月に子会社(株)ビジョン・ビジネス・ソリューションズ(本社:東京都渋谷区)を設立し、法人向けのOA機器販売事業へ参入した。2004年11月にビジョン・ビジネス・ソリューションズが旧(株)ビジョンを吸収合併し、社名を(株)ビジョンに変更、事業領域を個人向けから法人向けへシフトした。

以後、顧客ニーズに対応し、コピー機ドットコム(2004年)、電話加入権ドットコム(2005年)、ビジフォンドットコム(2006年)、法人携帯ドットコム(2007年)など、2003年12月に開始した法人向けWebマーケティング(インターネットメディア)のラインナップを拡充し、事業規模を拡大。

2008年1月にメンバーズネット、同年7月には(株)ベストコミュニケーションズ(現ベストリンク)を相次いで設立、ブロードバンド事業を開始。さらに国内出張及び旅行者向けにモバイルWiFiルーターレンタルサービス「e-ca」(2010年)を開始した。

2011年に入ると、10月に韓国、米国(ハワイ)、12月に中国(香港)に相次いで子会社を設立し海外拠点の整備に着手、2012年2月には日本人海外渡航者向けにグローバルWiFiルーターレンタルサービス「グローバルWiFi」を開始した。加えて、2015年3月には訪日外国人向けに日本用WiFiレンタルサービス「NINJA WiFi」を開始し、現在の事業基盤が整う。

2015年12月に同社と同社サービスに対する認知度の一段の向上と、世界市場への展開までをにらんだ事業拡大のための投資の資金調達を狙い東京証券取引所マザーズ市場へ上場。2016年7月に米国での更なる事業拡大を狙い、カリフォルニア(ロサンゼルス)にVISION MOBILE USA CORP.を設立した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )

《HN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均