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【材料】ピクスタ---国内素材数で1,800万点以上のデジタル素材を販売し、安定的な積み上げ型収益モデルを構築

ピクスタ <日足> 「株探」多機能チャートより

ピクスタ<3416>は7月15日開催のフィスコIR主催個人投資家向けセミナーに参加し、プレゼンテーションを行った。プレゼンテーションの要約内容は以下の通りである。

同社の事業内容は、
デジタル素材(写真・イラスト・動画等の素材)のマーケットプレイス「PIXTA」を運営し、投稿クリエイターと購入ユーザーを結びつける場所を提供している。最近では紙媒体での素材使用だけでなく、ウェブサイトをはじめとしたデジタル媒体での素材使用によりその用途が広がっている。投稿クリエイターはプロ、アマチュアを含め国内で約20万人が登録している。また、購入者は広告代理店、デザイン会社等の制作業務に関連する会社の他、最近では自社の営業資料や販促・広報制作物にデジタル素材を活用したい一般企業や個人事業主にまで利用が拡大している。デジタル素材の取引についてはすべてオンライン上で完結する仕組みとなっている。

同社の成長を支える市場環境としては、
デジタル一眼レフカメラの普及により誰でもデジタル素材のクリエイターになれる時代が到来したこと。インターネットメディアの増加と、デジタルサイネージ・電子書籍・動画広告などの登場でデジタル素材の利用ニーズが飛躍的に拡大したことがある。

同社は強みとして「圧倒的な国内素材数」、「安定的な収益モデル」、「蓄積されたデータ・ノウハウの活用」を挙げた。

「圧倒的な国内素材数」については、国内素材数で1,800万点以上のデジタル素材を販売している。また国内外で毎日約2万点の新規投稿がありデジタル素材の投稿スピードが加速している。

「安定的な収益モデル」については、一定のリピート率でリピート購入者が安定的に積み上がる積み上げ型収益モデルを構築している。

「蓄積されたデータ・ノウハウの活用」については、日々の大量の販売データを分析し、最近の素材トレンドを投稿クリエイターへ情報提供している。また地方で撮影会やセミナーを開いたり、様々な撮影のサポートを行ったりしている。これらの取り組みを通じて投稿クリエイターの活性化に取り組んでいる。

成長戦略としては、「動画素材」、「アジア進出」、「新規事業」についてプレゼンテーションを行った。

「動画素材」については、5年ほど前から動画素材に注力し、すでに約100万点の動画素材を保有している。動画素材市場の成長に伴い同社の成長も加速すると予想している。

「アジア進出」については、日本国内の成功モデルをアジア各国(台湾、タイ、シンガポール、中国にすでに展開済み)に横展開する予定。

「新規事業」については、2016年2月に新たなプラットフォーム事業として出張撮影サービス「fotowa(フォトワ)」を開始した。

《YF》

 提供:フィスコ

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