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【市況】明日の株式相場見通し=米8月の雇用統計控え軟調、1万7000円前に足踏み

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(2日)の東京株式市場は、米8月の雇用統計発表を控えてその内容を見極めたいとの姿勢に加え、日経平均株価が心理的フシ目の1万7000円を前に利益確定の売りが優勢となることが予想され、全体相場は軟調推移となりそうだ。

 市場関係者からは「今週に入ってのメガバンクの売買代金増加を伴った連日の強調展開を見ると、8月半ばから続いていた薄商いのこう着相場から脱しようとするエネルギーを感じる。また、内需系と輸出関連のそれぞれの銘柄の物色も良好な循環となっているようだ」との見方が出ていた。

 1日の東京株式市場は、買いが優勢となり日経平均株価は続伸したものの、上値も重く小幅なレンジで推移し、1万7000円台回復はならなかった。日経平均株価終値は、前日比39円44銭高の1万6926円84銭と小幅続伸した。

 日程面では、戦略・ビジネスコンサルティング、ITコンサルティング、システムインテグレーションを主たるサービスとした総合コンサルティングファームのベイカレント・コンサルティング<6532>が東証マザーズに新規上場する。

 このほかには、日ロ首脳会談、民進党代表選告示(投開票は15日)、8月の消費動向調査、8月のマネタリーベースに注目。海外では、米8月の雇用統計、米7月の貿易収支が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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