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【市況】日経平均は続伸、堅調な米雇用情勢を受けて終値で16900円台回復/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は続伸。31日の米国市場では、8月ADP雇用統計の予想上振れによる利上げ観測拡大や原油価格の下落が嫌気され、NYダウは53ドル安となった。円相場は一時103.50円近辺まで下落したが、日経平均は前日の上昇に対する利益確定売りが先行して2円安でスタートした。寄り付き後は堅調な米雇用情勢が下支えとなる一方、週末に発表される米8月雇用統計を見極めたいとのムードや、朝方からやや円安が一服したこともあり、16900円を挟んだもみ合いが続いた。

大引けの日経平均は前日比39.44円高の16926.84円となった。東証1部の売買高は18億4374万株、売買代金は1兆9541億円だった。業種別では、その他製品、銀行業、水産・農林業が上昇率上位だった。一方、鉱業、保険業、ガラス・土石製品が下落率上位だった。

個別では、任天堂<7974>が売買代金トップで3%超上昇した。ソフトバンクグ<9984>傘下のソフトバンクがスマートフォンゲーム「Pokemon GO」において、米Niantic, Inc.とパートナーシップ契約を締結したと発表している。ソフトバンクグや三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>、みずほ<8411>も堅調。村田製<6981>や7&iHD<3382>は3%近く上昇した。また、ポケモン関連とされるサノヤスHD<7022>、連日の大幅高となった名村造<7014>、一部証券会社の投資評価引き上げが観測されたクラリオン<6796>などが東証1部上昇率上位に並んだ。一方、ファーストリテ<9983>やファナック<6954>が下落して指数を下押ししたほか、ソニー<6758>、東京海上<8766>、東エレク<8035>などが軟調。また、トクヤマ<4043>、N・フィールド<6077>、ローツェ<6323>などが東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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