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【市況】NY株式:ADP全米雇用報告の動向に市場の関心が集まることに

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

30日のNY市場は下落。フィッシャーFRB副議長が複数回の利上げを示唆する発言を受けて利益確定の流れが強まった。ダウ平均は48.69ドル安の18454.30、ナスダックは9.34ポイント安の5222.99。

グローベックスの米株先物は小動きに推移している。欧州市場も高安まちまちであり、方向感が掴みづらそうだ。利上げ観測が高まるなか、雇用統計の前哨戦となるADP全米雇用報告の動向に市場の関心が集まることになりそうだ。7月のADP民間雇用者数は17.9万人増だったが、8月は17.3万人増が市場コンセンサス。鉱業関連の雇用増が伸びないとみられており、前月を下回ると予想されている。もっとも7月と変わらず、若しくは上回る結果ともなれば、週末の雇用統計に対する上振れが意識され、且つ、9月利上げ観測が高まることになりそうだ。

《TM》

 提供:フィスコ

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