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【特集】【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「虫とり小僧」氏:投資の世界に“おいしい話”は存在する。でもね……


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家、虫とり小僧氏(ブログ:いつか子供に伝えたいお金の話、ツイッター:@mushitori)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2016年8月30日21時に執筆

以前に、サラリーマンや個人事業主など、いろんな職業やバックグラウンドを持つ方たちと一杯やったときに、「どんな市場にも歪みはある」という話になったことがあります。
ここでいう「市場」とは、株式や為替のマーケットだけの話ではなく、世の中のもっと広い範囲の話です。

「歪み」というのは、一部の人だけが得する「おいしい話」とでも言い換えれば分かりやすいでしょうか。

つまり、どの世界(業界)にもおいしい話は存在する、ということです。

その日集まった方たちにも、それぞれの専門分野や得意分野があり、そこにフォーカスして話をすると、「知っている人だけが得をする制度」や「多くの人がコストを負担し、一部の人がおいしい蜜を吸っていて不公平だけど、全体効率を優先してそれが放置されていること」がけっこうある、という話が次々と出ました。

だから、「そこに注力すれば、儲けることも可能だよね」という結論にもなりました。

ただし、その結論は同時に、「そのような歪み(おいしい話)を見つけて、継続してその蜜を吸うためには、それ相応の努力が必要だけどね」という話とセットであります。

おいしい話(歪み)にみんなが気づけば、みんながそれをやりはじめるので、旨みが減ってやがてそれはおいしい話ではなくなります。

当然、また別のところにおいしい話が発生するものの、それを見つけて拾いに行くためには、それ相応の準備と努力と時間が必要です。

話を投資に当てはめても同じことです。

株式市場や為替市場にも、一時的やある程度の期間、歪みが存在することはあるでしょう。

そこそこの能力を持っている人が、それなりの時間とパワーを使ってそれをゲットしに行けば、他人よりも高確率で儲けることは可能だと思います(実際にそういう人も知っています)。

ポイントは、人生の限りある時間をどのように配分することを選択するか、というところです。

私は、投資による資産形成に多くの時間とパワーを使うことは、自分にとって満足のいく時間配分ではないと判断して、なるべく手間のかからない国際分散インデックス投資を選択しています。

(※インデックス投資や積み立て投資などに関する詳しい話は、自分のブログにクドクドと書いてあります。)
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執筆者名:虫とり小僧
ブログ名:いつか子供に伝えたいお金の話
ツイッター名:虫とり小僧(@mushitori)

《MT》

 提供:フィスコ

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