【市況】31日の株式相場見通し=円安・ドル高を背景に頑強展開
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
30日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比48.69ドル安の1万8454.30ドルと反落した。フィッシャー米連邦準備制度理事会(FRB)副議長が、米メディアのインタビューに対し、今後の金融政策について「経済データの内容次第」と発言し、9月利上げの可能性も否定しなかったことから、市場参加者のあいだで改めて追加利上げが意識され、売りが優勢となった。また、米原油先物価格の下落も売り材料視された。ナスダック総合株価指数は、前日比9.339ポイント安の5222.989と3日ぶりに反落した。
日程面では、ブランド・ファッションに特化した自社運営サイト「ブランディア」および他社提携のECサイトを通じた宅配買い取り、販売を手がけているデファクトスタンダード<3545>が東証マザーズ市場に新規上場する。このほかに、7月の鉱工業生産指数速報、7月の新設住宅着工、7月の自動車生産・輸出統計、7月の建設機械出荷額に注目。海外では、米8月のADP雇用統計、ユーロ圏7月の失業率、インド4~6月期のGDPが焦点となる。(冨田康夫)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)