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【経済】(中国)ネット出前ユーザー1.5億人、無許可店発覚で管理の難しさ露呈


中国では近年、インターネット上で注文ができる出前情報サイトが人気だ。こうしたサービスの利用者は今年6月までに約1億5000万人へと増加。昨年末からの半年で、累計31.8%増えた計算になる。中でも、パソコンではなく携帯電話経由で利用する人が大多数の1億4600万人。利用者が急増し、サイトに登録する飲食店も増えたが、一部には正規の営業許可を持たない飲食店があることも分かり、管理の難しさが露呈されている。人民日報が29日付で伝えた。
大手出前情報サイトの「美団外売」「百度外売」「餓了麼」について、北京市の食品薬品監督管理局は先ごろ、これらサイトに登録する無許可営業の店舗60店の店名を公表した。さらに今月26日には「問題のある店舗」30店の店名を公表し、各サイトから事情を聴取している。
こうしたサイトに登録する飲食店は実店舗を持たないケースも多く、監督・管理が難しい。北京市は出前情報サイトに対し、登録を希望する飲食店の審査を行い、経営者の身分証や営業許可などを確認するよう条例で定めている。しかし、サイト側は飲食店から登録手数料をとるなどして利益に計上しているため、無許可業者の登録を黙認しているケースがあるという。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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