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【通貨】外為サマリー:1ドル102円30銭前後へ上昇、米9月利上げ意識の展開続く

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 29日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=102円31銭前後と前週末午後5時時点に比べ1円90銭前後の大幅なドル高・円安。ユーロは1ユーロ=114円61銭前後と同1円20銭強のユーロ高・円安で推移している。

 ドル円は午後もジリ高となるなか、102円30銭台にまで上昇した。先週末の米ジャクソンホールでのイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が、市場予想に比べ利上げに前向きだったほかフィッシャーFRB副議長も年2回の利上げの可能性について肯定したことが、サプライズとなりポジション調整のドル買い・円売りが膨らんだ。ただ、9月利上げには依然慎重な見方もあり、今週末の8月雇用統計を確かめる必要がある、との声も少なくない。今晩は米7月個人所得などの発表があり、NYダウの動向なども注目を集めている。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1205ドル前後と前日に比べ 0.0080ドル前後のユーロ安・ドル高で推移している。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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