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2016年08月29日05時00分

【注目】前週末26日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

アインHD <日足> 「株探」多機能チャートより

■アインホールディングス <9627>  5,830円 (-630円、-9.8%)

 東証1部の下落率2位。アインホールディングス <9627> が急落。25日取引終了後、17年4月期の第1四半期(5-7月)連結決算を発表し、売上高は578億1900万円(前年同期比10.9%増)、営業利益は22億8100万円(同15.8%減)と2ケタ減益に終わったことが嫌気された。調剤薬局の新規出店およびM&Aを活用した事業規模の拡大により医薬事業は好調に推移したが、ドラッグストア事業で異業種間の統合・再編による競合が激化し、採算が悪化したことが全体の営業減益につながった。なお、通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高2650億円(前期比12.8%増)、営業利益163億円(同11.5%増)を見込んでいる。

■TBSHD <9401>  1,394円 (-96円、-6.4%)

 東証1部の下落率6位。TBSホールディングス <9401> が大幅反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が25日付で、レーティングを「ニュートラル」から「アンダーウエイト」へ、目標株価を1840円から1020円へ引き下げたことが売り材料視されたようだ。消費低迷で主要広告主の出稿抑制傾向が強まるという循環的要因に加え、NHKとの視聴率競争激化や視聴者のテレビ離れの影響、ネット・イベント広告の台頭などの構造的要因で事業環境は悪化していると指摘。これに伴う収益低迷の長期化で株価が下落するリスクが高まっているとしている。

■クックパッド <2193>  970円 (-49円、-4.8%)

 25日、クックパッド <2193> の前社長の穐田誉輝氏が保有する同社株の大半にあたる1321万5000株を売却すると発表したことが売り材料視された。30日に受け渡しを終え、穐田氏は議決権ベースで14.73%を保有する第2位株主から2.4%の第4位株主となる。穐田氏は主要株主ではなくなるものの、今後も同社取締役兼執行役として経営に関与するという。株式の大量売却が需給に与える影響や、今後の経営体制の混乱を懸念する売りが向かった。

■双葉電子工業 <6986>  1,538円 (-59円、-3.7%)

 双葉電子工業 <6986> が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が25日付で、レーティング「オーバーウエイト」を継続しつつ、目標株価を2230円から1950円に引き下げたことが弱材料視された。「電子部品」でOLED既存用途(ウエアラブルなど)の不振や応用モジュールの減速、「生産器材」では韓国における需要低迷を業績予想に織り込んだことで、17年3月期の営業利益予想を28億5000万円から14億円(会社予想18億円)へ、18年3月期を同40億円から32億円へ引き下げたことが要因としている。

■石油資源開発 <1662>  2,156円 (-67円、-3.0%)

 石油資源開発 <1662> が5日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が25日付で、レーティング「ニュートラル」を継続しつつ、目標株価を2420円から2200円へ引き下げたことが弱材料視された。同証券では、前提となる原油CIF価格の引き下げなどを理由に、17年3月期営業損益予想を1億円の黒字から27億円の赤字に下方修正しており、これが目標株価引き下げの要因。また、今後も原油価格の低下や為替が円高に振れることが懸念材料とした。

■ヤマトホールディングス <9064>  2,376.5円 (-51円、-2.1%)

 ヤマトホールディングス <9064> が続落。同社は25日の取引終了後、東南アジア地域統括会社のヤマトアジアを通じてタイ国内セメント業界においてナンバーワンの売上高を誇る複合企業グループThe Siam Cement Public Company Limited(SCC)傘下のSCGセメント―ビルディングマテリアルズ(バンコク)とタイ国内で宅急便サービスを提供する合弁会社を設立することを発表したが、株価は全般の地合い悪に押された。今回、両社でタイ国内で宅急便サービスを提供する合弁会社の設立に合意、小口配送ネットワークを拡大していくことで、法人・個人の双方にとって最適な物流を提供していく方針。これにより、東南アジアで3ヵ国目の小口配送ネットワークが構築されることになる。

■ANAホールディングス <9202>  273.9円 (-5.6円、-2.0%)

 ANAホールディングス <9202> が反落。子会社ANAの米ボーイングの最新鋭機「B787」に搭載している英ロールス・ロイス社製のエンジン部品に不具合が発覚。集中的に改修するため、国内線の一部を欠航すると発表しており、業績への影響を警戒した売りが出たようだ。エンジン内部で高速回転するタービンのブレード(羽根)の腐食を防ぐコーティングが不十分で、設計よりも短期間で劣化し破断することが分かったという。欠航は、少なくとも9月末までに350便程度生じる見込みだが、国際線には影響を及ぼさないとしている。

■CYBERDYNE <7779>  1,618円 (-26円、-1.6%)

 CYBERDYNE <7779> が反落。米調査会社シトロン・リサーチが26日、日本の証券取引等監視委員会に対して、山海嘉之社長の調査を求めるなどとの声明をホームページ上で公表しており、これを嫌気した売りが出たようだ。これに対してCYBERDYNEでは26日午後1時ごろ、「投資家をミスリードしかねない煽情的な表現や、事実誤認や全体の文脈を無視した一部の情報だけの強調といった不適切な部分が含まれており、誠に遺憾だ。当社としては、見解を本日中に公表するとともに、事実と異なる情報を殊更に発信する行為には、市場を惑わすものとして毅然として対応したい」とのコメントを発表。

■ファミリーマート <8028>  7,800円 (-110円、-1.4%)

 ファミリーマート <8028> が続落。公正取引委員会が25日、下請業者に支払う代金を不当に減額したとして、同社に対して下請け法違反で減額分の返還や再発防止を勧告したことを嫌気する売りが膨らんだ。また同社株は、ユニーグループ・ホールディングス <8270> との9月の経営統合に向け、ユニーグループが日経平均採用銘柄から削除される一方、存続会社の同社が29日から新規採用されることを好材料視し株価は急伸してきた。その日経平均入れ替えに伴うリバランス需要は、26日の引けにかけ発生する見込みであり動向が注目されている。

■パナソニック <6752>  1,016.5円 (-2.5円、-0.3%)

 パナソニック <6752> が小幅続落。同社は25日、モバイル機器の筐体とパネルの接着・組み立てに適した時間差硬化UV(紫外線)接着剤「Fine Glue(ファイングルー)」を製品化、9月から量産を開始することを発表したが株価は反応薄。ファイングルーは紫外線の照射後、一定時間経過した後に硬化する液状の材料で、照射後の組み立てがしやすく、紫外線を通さないUVカットパネルなどを照射後に接着することも可能。接着剤を厚く、細く塗布することができるため、モバイル機器などの狭いスペースの接着にも対応できるという。

※26日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。


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