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2016年08月28日15時51分

【市況】今週の【日経平均】8月22~26日『イエレン講演待ちで手控えムード、Fマート取得に伴う225型の売り観測』

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

【日経平均は続伸、円安などで小幅高も動意に乏しい展開】22日(月)

■概況■16598.19、+52.37
22日(月)の日経平均は続伸。前週末19日の米国市場でNYダウは45ドル安と反落したが、為替相場がやや円安に振れて推移していることや、日本銀行による追加金融緩和への期待などが材料視されたようで、日経平均は53円高からスタートした。目立った材料がないうえ、台風の影響も懸念されるなどして、寄り付き後は動意に乏しい展開となった。度々16600円台を回復する場面があったものの、前場には一時マイナスへと転じた。後場はプラス圏で推移したが、上下の値幅は51.35円にとどまった。大引けの日経平均は前週末比52.37円高の16598.19円となった。東証1部の売買高は14億0819万株、売買代金は1兆6278億円だった。売買高は今年2番目の低水準となった。業種別では、その他製品、陸運業、建設業が上昇率上位だった。一方、水産・農林業が5%近く下げたほか、鉱業も2%超の下落となった。


◆注目銘柄◆
任天堂<7974>が売買代金トップで3%高となったほか、トヨタ自<7203>、ホンダ<7267>、ソニー<6758>などが堅調。ソフトバンクグ<9984>や三菱商事<8058>は小幅高だった。ファミリーM<8028>やJR東<9020>は3%超の上昇。Vテク<7717>は大口受注を発表し後場急伸した。子会社ハウステンボスの決算発表を受けてH.I.S.<9603>も買われた。また、ポケモン関連のSKジャパン<7608>がストップ高で取引を終え、フィンテック関連のさくら<3778>も急伸して東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、三菱UFJ<8306>、日産自<7201>、みずほ<8411>、ファーストリテ<9983>などがさえず、三井住友<8316>は小幅に下げた。米社買収が報じられたルネサス<6723>は、買収額が割高との見方もあり3%安で取引を終えた。また、54年ぶりの公募増資実施を発表した日水<1332>や、今期業績予想を下方修正したイハラケミカル<4989>が東証1部下落率上位に並んだ。


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【日経平均は3日ぶりに反落、日銀のETF買入れ期待が後退か】23日(火)

■概況■16497.36、-100.83
23日(火)の日経平均は3日ぶりに反落。22日の米国市場はまちまちの展開だったほか、シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円安の16545円、円相場は1ドル100円前半とやや円高に振れて推移するなか、売り先行で始まった。その後は狭いレンジでのこう着のなか、午後に入るとインデックスに絡んだ商いにより、日経平均はプラスに転じる場面もみられた。しかし、再び下げに転じると、日銀のETF買入れ期待が後退。16500円を割り込んで取引を終えている。大引けの日経平均は前日比100.83円安の16497.36円だった。東証1部の売買高は15億8254万株、売買代金は1兆8181億円だった。業種別では、保険、鉄鋼、鉱業、石油石炭、機械が2%を超える下落。一方で電力ガス、食料品、空運、不動産、陸運、小売、建設など、内需ディフェンシブ系がしっかりだった。


◆注目銘柄◆
小松精練<3580>が東証1部の上昇率トップだった。国産杉で作った集成材を炭素繊維複合材で補強する技術を開発と報じられ、炭素繊維事業の収益拡大期待が高まった。MrMax<8203>は後場半ば辺りから急動意をみせており、1/4につけた年初来高値が射程に入ってきている。西松屋チェーン<7545>は8月既存店売上高が前年同月比3.6%増だったことが材料視された。売買代金上位では任天堂<7974>がETFを除くと全体でトップとなる。買いが先行したものの、引き続き25日線に上値を抑えられる展開が続いていた。


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【日経平均は反発、円高一服で買い先行も上値の重い展開】24日(水)

■概況■16597.30、+99.94
24日(水)の日経平均は反発。前日の欧米株高や原油価格の上昇に加え、米7月公定歩合議事録を受けてドル買いが再燃し、為替相場がやや円安方向に振れたことなどが材料視され、日経平均は52円高からスタートした。寄り付き後は一時16648.07円(前日比150.71円高)まで上昇する場面があったが、買いが一巡すると上値の重い展開となった。日本銀行による上場投資信託(ETF)買い入れは見送りとの見方もあり、積極的な買いは手控えられた。後場に入ると16600円近辺でこう着感を強め、上下の値幅は約35円にとどまった。大引けの日経平均は前日比99.94円高の16597.30円となった。東証1部の売買高は13億2287万株、売買代金は1兆6077億円だった。売買高は今年2番目の低水準となった。業種別では、金属製品、保険業、輸送用機器が上昇率上位だった。一方、水産・農林業、石油・石炭製品、小売業など5業種が下落した。


◆注目銘柄◆
ソフトバンクグ<9984>、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>、日産自<7201>などが堅調。ソフトバンクグは一部証券会社の投資評価引き上げが観測された。また、円高一服で自動車株が買われた。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株は小しっかり。アステラス薬<4503>は3%を超える上昇。また、低温下で動くリチウム電池の試作に成功したと発表したオハラ<5218>がストップ高を付けたほか、ポケモン関連のSKジャパン<7608>、複数の証券会社が目標株価を引き上げたスクリン<7735>が東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>、ファミリーM<8028>、KDDI<9433>などがさえない。軟調な8月度の販売状況がマイナス視されたしまむら<8227>が8%安と急落し、ファーストリテ<9983>などにも売りが波及したようだ。ニトリHD<9843>も月次売上高の鈍化を受けて下げが目立った。前日急伸した小野薬<4528>は利益確定売り優勢。また、PCDEPOT<7618>、エスペック<6859>、しまむらなどが東証1部下落率上位となった。


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【日経平均は反落、イエレン講演待ちで手控えムード続く】25日(木)

■概況■16555.95、-41.35
25日(木)の日経平均は反落。前日の米株安や原油価格の下落などを受けて、日経平均は17円安からスタートしたのち一時16520.84円(前日比76.46円安)まで下落した。しかし、為替相場が1ドル=100.40円近辺とやや円安で推移していることが支えとなり、その後はおおむね16500円台でのもみ合いが続いた。後場の寄り付きでまとまったクロス取引が観測され、日経平均はプラスに切り返す場面も見られた。ジャクソンホール会合でのイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控え、本日も積極的な売買は手控えられた。大引けの日経平均は前日比41.35円安の16555.95円となった。東証1部の売買高は13億4919万株、売買代金は1兆7121億円だった。業種別では、非鉄金属、石油・石炭製品、鉱業が下落率上位だった。一方、空運業、保険業、ゴム製品が上昇率上位だった。


◆注目銘柄◆
ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>、任天堂<7974>、ファミリーM<8028>、三菱UFJ<8306>などが小安い。KDDI<9433>や7&iHD<3382>、信越化<4063>は2%前後の下落となった。リクルートHD<6098>は株式売出に伴う需給悪化懸念で5%安。一部証券会社が業績予想を引き下げた資生堂<4911>は4%超下げた。また、PCDEPOT<7618>が連日の年初来安値更新で、東芝プラ<1983>、リニカル<2183>などとともに東証1部下落率上位となった。一方、売買代金トップのソフトバンクグ<9984>が続伸して指数を支えた。ファナック<6954>、日産自<7201>、三井住友<8316>もしっかり。一部証券会社のレポートを受けて電子部品株の上昇が目立ち、村田製<6981>は4%高となった。また、前日ストップ高のオハラ<5218>が大幅続伸し、関西スーパ<9919>、ランビジネス<8944>などとともに東証1部上昇率上位に並んだ。


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【日経平均は続落、Fマート取得に伴う225型の売り観測も】26日(金)

■概況■16360.71、-195.24
26日(金)の日経平均は続落。米国市場の下落を受けてシカゴ日経225先物は小安く、ジャクソンホールでのFRB議長講演を控えていることもあってか売り先行で始まった。16500円を割り込んで始まった日経平均は、その後も下げ幅を広げており、前場半ばには一時16400円を割り込む局面もみられた。前引けにかけては日銀のETF買入れへの思惑から下げ渋りをみせていたが、午後に入ると再び16400円を割り込み、下げ幅を広げる展開だった。大引けの日経平均は前日比195.24円安の16360.71円となった。東証1部の売買高は15億4608億円、売買代金は2兆391億円だった。業種別では鉄鋼、化学が上昇。一方で、保険、輸送用機器、空運、医薬品、不動産、その他金融、鉱業が軟調。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり:31銘柄、値下がり:1519銘柄、変わらず:104銘柄となった。


◆注目銘柄◆
Fマート<8028>が後場に入り強含みで推移する局面がみられた。日経平均構成銘柄となるため、本日の終値基準で組み入れられる。そのため、先回り的な動きが出ていたようだが、その反動から大引けにかけて値を消す展開だった。売買代金上位では、自社株買いを発表した花王<4452>のほか、信越化<4063>、東エレク<8035>、JFEHD<5411>が堅調だった。材料系の銘柄では、関西スーパー<9919>が26%超の上昇となり、東証1部の値上がり率トップだった。


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《TM》

 提供:フィスコ

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