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2016年08月26日09時19分

【経済】三井智映子と始める資産運用入門17:投資信託(3)ドルコスト平均法で簡単に投信積立にトライ


こんにちは、フィスコリサーチレポーターの三井智映子です。
今回は投資信託についてのお話の3回目。投信積立についてご説明していきます。

投資というのはどのタイミングで買ったら利益が出るのかが悩みの1つですよね。売買のタイミングって判断が難しいものです。なかなかそのタイミングを掴めない!掴むための勉強をする時間がない……。そんな方にオススメなのが投信積立なんです。これは毎月一定の金額で投資信託を買い付けることで「自動で合理的に購入する」投資法です。
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■ドルコスト平均法とは?
さてここで問題です。
A  「毎月1万円ずつドルを買う」
B  「毎月100ドルずつドルを買う」
どちらが有利だと思いますか?
答えはAです。
値動きのある金融商品を購入する場合、「定額」で購入していく方が、「定量」で購入していくより最終的な平均取得コストを引き下げる効果がある、と言われており、これを「ドルコスト平均法」と呼んでいます。ドルと名前がついていますが、外貨投資に限ったことではなく、積み立てで何らかの投資をする場合に用いられる用語です。

■ドルコスト平均法の強み
ドルコスト平均法は、決まった額「定額」で投資していく方法です。自動的に、商品が安い時はたくさん、高い時には少なく買い付けることになるため、結果的に平均購入単価を抑えることができます。すなわち、投資先の価格変動リスクを抑えられる投資法なのです。また「毎月◯万円ずつ投資信託を買おう」というのは、ただ機械的に買えばいいのでルールとしても守りやすく、実行しやすいですよね。加えて自動的に買うことで投資への恐怖心も減らすことができるでしょう。人は時として合理的でない考え方や行動をしてしまうことがありますが、機械的に投資できるのがこの投資法の強みです。

■ドルコスト平均法の弱点
では、ドルコスト平均法が万能かというと、決してそうではありません。ドルコスト平均法は上下に変動している相場、ジグザグに動くような相場で力を発揮します。逆に投資期間全体にずっと上げている相場=長い上昇トレンドが続いている場合は、ドルコスト平均法は著しく不利になります。最初の安い時に一括投資すればよかった、となってしまうわけです。また投資期間全体が長い下降トレンドの場合も有利とはいえません。このような一方通行の相場の時には、ドルコスト平均法は有効ではありませんので注意が必要です。

■ドルコスト平均法に適しているのは
ドルコスト平均法の投資をするためには定額で積み立てられるような金融商品であることが必要です。積立が可能な投資商品には、るいとう(株式累積投資)、純金(銀、プラチナ)積立、外貨MMF、くりっく株365などがありますが、なんといっても、最も適している商品の1つが投資信託です。

■証券各社にある投信積立を利用しよう
証券会社各社には、定額で投資信託を買っていくことを前提とした商品がいくつも用意されています。「投信積立」と呼ばれるもので、多くは少額から始められるので、非常に手軽な投資商品ということもできます。
投信積立ならば、投資のタイミングに悩まされることなく、時間を分散した投資が可能ですし、自動的に投資を続けられるというメリットもありますので、投資初心者にはもってこいだと思います。
とりあえずどんなものなのかを知るために、まずはワンコイン(500円)からの投信積立を試してみるのもいいと思います。500円から積立ができるネット証券は、SBI証券とカブドットコム証券。取扱商品数はSBI証券が2200本前後、カブドットコム証券は720本前後となっています。

「まずは少額から、貯蓄のように投資をはじめてみたい!」という方にもぴったりの投信積立。ぜひ始めてみてはいかがでしょうか。


三井智映子と始める「資産運用入門」は資産運用の基礎を三井智映子の見解でコメントしています。

フィスコリサーチレポーター 三井智映子

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 提供:フィスコ

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