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【材料】宇野澤組鐡工所---17年3月期は2ケタ増益を見込む、安定的な黒字体質の実現を目指す。

宇野鉄 <日足> 「株探」多機能チャートより

宇野澤組鐡工所<6396>は、ドライ真空ポンプを世界で初めて開発。1世紀以上にわたり風水力機械、主に気体を取り扱う真空ポンプ、ブロワの専業メーカーとして各種製品を提供。送風・気力輸送システムも提案。真空ポンプ技術を応用した真空乾燥装置、脱気装置も製造。不動産事業も安定収益源。

2017年3月期は売上高が前期比4.2%増の47.10億円、営業利益が同59.1%増の0.70億円、純利益が同66.7%増の0.25億円を計画。製造事業部門での全社的な販売支援体制構築などにより増収増益を見込む。8月5日に発表した第1四半期決算は売上高が前年同期比11.1%増の10.63億円、営業利益が0.02億円(前年同期は0.48億円の赤字)、純利益がほぼトントン(同0.49億円の赤字)で着地。液晶・有機EL等のFPD関連の真空ポンプが高水準の出荷を維持、アジア向け輸出を中心に他機種の真空ポンプも伸長。通期予想は据え置き。

同社のビジョンは、「ブロワ・真空ポンプのプロフェッショナルとしてお客様信頼度No.1の企業を目指します」。ビジネスパートナーとの連携、コスト競争力の強化等を通じて顧客基盤を拡大。製品開発力や製造技術の強化、最新設備の導入、時代の変化に対応できる人材の育成・活性化等により生産性を向上させ、安定的な黒字体質の実現と収益拡大を目指す。

《TN》

 提供:フィスコ

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