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2016年08月26日05時20分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

ジー・スリー <日足> 「株探」多機能チャートより

■ジー・スリー <3647>  174円 (+47円、+37.0%)

 24日、ジー・スリーホールディングス <3647> [東証2]が未着工太陽光発電所の買取事業を開始すると発表したことが買い材料視された。再生エネルギー特措法の改正により、17年3月末までに電力会社との接続契約が締結できない場合は原則設備認定が失効することになった。また、設備認定を得たものの建設計画が滞り稼働ができていない太陽光発電所が相当数存在する。このような背景のもと、同社は未着工太陽光発電所を買い取り、同社のノウハウのもとで太陽光発電所を建設する。国内全地域で発電所規模100MW、買収総額30億円を予定している。発表を受けて、業容拡大による将来的な業績への寄与に期待する買いが向かった。

■ソフトフロン <2321>  292円 (+42円、+16.8%)

 ソフトフロントホールディングス <2321> [JQG]が後場上げ幅を急拡大し、3日続伸。25日午後2時ごろ、子会社デジタルポストが手掛ける、ネットから手紙やハガキなどを郵送できるクラウド郵便サービス「PAPIRS(パピルス)」がfreee(東京都品川区)の提供する「クラウド会計ソフト freee」に採用されたと発表しており、これを好感した買いが入った。「PAPIRS」は、ネットから手紙やハガキなどを郵送できる機能を、さまざまなITサービスやアプリから使えるAPIとして提供しているサービス。一方、freeeが提供する「クラウド会計ソフト freee」は、請求書の作成から送付まで、事業者の経理業務を効率化するオールインワンのクラウド型会計ソフト。これまで請求書に関する業務をクラウド上で完結できる機能を提供していたが、請求書の紙ベースでのやりとりには根強いニーズがあり、「PAPIRS」での採用が実現した。また、「PAPIRS」との連携で印刷郵送サービスも選択可能となり、より多くの事業者への導入が期待できるとしている。

■カヤック <3904>  1,149円 (+150円、+15.0%) ストップ高

 カヤック <3904> [東証M]がストップ高まで買われ3日続伸。同社は24日、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(東京都港区)と今後、VR体験を拡張するコンテンツ開発に取り組むと発表。これが材料視されたようだ。同日から開催されている日本最大級のゲーム開発者向けイベント「CEDEC2016」で、方向性やコンセプトなどを公開。具体的には、プレイステーションVRを使った空間演出として、従来の360度動画では表現できない映像視聴体験の発表を行った。

■カーチスHD <7602>  305円 (+39円、+14.7%)

 24日、カーチスホールディングス <7602> [東証2]が発行済み株式数(自社株を除く)の11.04%にあたる240万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月25日から17年3月24日まで。

■オハラ <5218>  693円 (+78円、+12.7%) 一時ストップ高

 東証1部の上昇率3位。オハラ <5218> が一時ストップ高まで買われ新値追い。前日に値幅制限いっぱいまで買われた流れを引き継ぐかたちとなった。同社は24日に、低温下で駆動する全固体リチウムイオン電池の試作に成功したと発表しており、これが引き続き材料視されたようだ。試作した全固体リチウムイオン電池は、固体電解質にオハラの酸化物系固体電解質「LICGC」、正極および負極に酸化物系材料を用い、粉末シートを積み重ねたうえで、焼結により作成。現在、小型電子機器に搭載されている電解液を用いたリチウムイオン電池との置き換えが期待され、17年にかけて課題の抽出・対策を進め、19年には電池部材としての採用を目指すとしている。

■ハピネット <7552>  1,105円 (+89円、+8.8%)

 東証1部の上昇率7位。24日、ハピネット <7552> が発行済み株式数(自社株を除く)の4.41%にあたる100万株(金額で15億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月25日から12月30日まで。同時に17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の15億円→6.5億円に56.7%下方修正したが売り材料視されなかった。

■C&R <4763>  704円 (+56円、+8.6%)

 24日、東証がクリーク・アンド・リバー社 <4763> [東証2]を31日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■岡本硝子 <7746>  150円 (+9円、+6.4%)

 岡本硝子 <7746> [JQ]が続伸。前場終盤になって急動意し、一時、前日比10円(7.1%)高の151円まで買われた。25日午前11時過ぎに、同社製防曇膜であり、特許出願中の「クラウドカット」が、大手コンビニエンスストアチェーンの仕込み用おでん蓋の表面加工に採用されることが決定したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。「クラウドカット」は従来品より水接触角値が低い(10℃以下)のが特徴で、防曇性、油に対する防汚性に優れていることから今回の採用となったとしている。

■ノーリツ鋼機 <7744>  682円 (+36円、+5.6%)

 ノーリツ鋼機 <7744> が大幅続伸。一部メディアを通じて「岡山大学病院の王英正教授などの医療チームが、重い心臓病の子供から心筋などに育つとみられる幹細胞を取り出し、大量に増やして心臓に戻す再生医療の臨床試験(治験)を始めた」と報じられたことが思惑買いを誘った。同社は5月20日、子会社の日本再生医療が小児先天性心疾患(機能的単心室症)を対象にした世界初となる再生医療等製品ヒト(自己)心臓内幹細胞「JRM-001」の企業治験を開始したことを発表。JRM-001は、岡山大学病院の王英正教授から技術移転を受けている。

■協和エクシオ <1951>  1,535円 (+79円、+5.4%)

 協和エクシオ <1951> が続伸。株価は、一時前日比で6%高に買われ年初来高値を更新した。大和証券は24日、同社株のレーティングを「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は1300円から1700円に見直した。同社の第1四半期(4-6月)決算は、営業利益が前年同期比22%増となった。システムソリューションでの想定外のマイナス要因があったものの増益率が高く、「ポジティブな決算」と評価。17年3月期は、NTT <9432> グループ向けの受注が計画を大きく上回る可能性をみている。また、18年3月期にかけてはモバイル工事の利益貢献が伸びることも見込んでいる。同証券では、17年3月期の連結営業利益は会社計画の200億円に対し220億円(前期比19%増)を予想。18年3月期は同245億円への増益を見込んでいる。

■アールビバン <7523>  510円 (+25円、+5.2%)

 24日、アールビバン <7523> [JQ]がリゾート事業の子会社合併を記念して株主優待を実施すると発表したことが買い材料視された。16年9月末時点に100株以上を保有する株主を対象に、「タラサ志摩ホテル&リゾート」(三重県鳥羽市浦村町白浜)の宿泊優待券1枚を贈呈する。平日は宿泊代が無料、休・祝前日は宿泊代が定価の半額となる。発表を受けて、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。

■SBSホールディングス <2384>  924円 (+42円、+4.8%)

 SBSホールディングス <2384> が続伸。岩井コスモ証券が24日付のリポートで、投資判断「A」を据え置きつつ、目標株価を900円から1100円へ引き上げたことが好感された。16年12月期上期は、川越物流センターの売却による不動産事業の伸長が奏功し、営業利益は前年同期比3倍に拡大した。同証券では、新たな物流センターの立ち上げも順調であることから来期以降も堅調な業績推移を見込んでおり、16年12月期営業利益予想は66億円、17年12月期は同68億円としている。

■インフォマート <2492>  941円 (+39円、+4.3%)

 インフォマート <2492> が大幅続伸。株価は一時、前日に比べ7%高に買われた。リクルートホールディングス <6098> は24日の取引終了後、合計6113万株の株式売り出しを発表するとともに、新たな事業として「リクルートファイナンスパートナーズ」を設立し、貸金業登録を申請したことを明らかにした。具体的には、中小企業向けの融資事業を開始する予定であり、同事業の展開に向けインフォMTと協業検討開始に関する基本合意書を締結した。リクルートHDは、既存の金融機関やさまざまなFintech(金融とテクノロジーの融合)企業と積極的な提携を検討する方針を打ち出している。

■sMedio <3913>  1,740円 (+69円、+4.1%)

 sMedio <3913> [東証M]が3日ぶりに反発。同社は24日、子会社が手掛ける定番スマートフォンバックアップアプリ「JSバックアップ」が、富士通コネクテッドテクノロジーズ(川崎市)製のMVNO(仮想移動体通信事業者)向けSIMフリースマートフォン「arrows M03」向けに提供したことを明らかにした。「JSバックアップ」は、初心者でも簡単なボタン操作のみでデータのバックアップ・移行ができる操作性やデータ移行時の互換性などが特徴。「arrows M03」にあらかじめインストールされた状態で出荷されている。

■豊田合成 <7282>  2,266円 (+84円、+3.9%)

 豊田合成 <7282> が続伸。同社は24日、メキシコをはじめとする北米地域における自動車生産の拡大に対応するため、メキシコ生産子会社でウェザストリップ(ドア枠や窓枠などに装着するゴム製品)製品の生産能力を増強すると発表した。既存工場に生産設備を増設するほか、隣接地を取得して工場建屋を拡張する方針。投資額は約36億円で、2020年までにウェザストリップ製品の生産能力を現在の約1.5倍に増強する。

■ガンホー <3765>  247円 (+9円、+3.8%)

 24日、ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> が発行済み株式数の10%にあたる1億0578万9240株の自社株を消却すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は9月2日。

■日本ヒューム <5262>  657円 (+20円、+3.1%)

 日本ヒューム <5262> が4日続伸。25日の午後1時30分ごろ、自社株買いを発表したことが好感された。上限は28万株(発行済み株式数の1.10%)または2億円としている。取得期間は8月26日から来年3月24日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を目的としている。

■日産自動車 <7201>  982.5円 (+10.3円、+1.1%)

 日産自動車 <7201> は24日、高速道路の一定条件下での自動運転に対応する新型「セレナ」の販売を開始した。このセレナには、月販8000台の強気の販売計画が打ち出されているが、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は「販売計画は強気だが、それに見合う商品魅力と顧客反応があるようだ」と指摘した。セレナには同一車線自動運転技術「プロパイロット」が搭載されており低燃費。それに加え「ハンズフリーオートスライドドア」や「デュアルバックドア」が搭載されている。さらにシートベルト内臓の「2列目超ロングスライドシート」を採用し快適性と3列目からの乗降性も大幅に向上した。これら機能は向上しているが、「その割に価格は競合車と同水準に見える」と同証券は値ごろ感を評価している。さらに自動運転技術への「顧客の関心の高さ」も重要なポイント。会社側では発売前の受注台数を明らかにしなかったが、「顧客の7割(会社計画4割)が自動運転車を選んだことを明らかにした」とし自動運転への関心が高まっていることも注目点に挙げている。

※25日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。


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