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【市況】日経平均は反落、イエレン講演待ちで手控えムード続く/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は反落。前日の米株安や原油価格の下落などを受けて、日経平均は17円安からスタートしたのち一時16520.84円(前日比76.46円安)まで下落した。しかし、為替相場が1ドル=100.40円近辺とやや円安で推移していることが支えとなり、その後はおおむね16500円台でのもみ合いが続いた。後場の寄り付きでまとまったクロス取引が観測され、日経平均はプラスに切り返す場面も見られた。ジャクソンホール会合でのイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控え、本日も積極的な売買は手控えられた。

大引けの日経平均は前日比41.35円安の16555.95円となった。東証1部の売買高は13億4919万株、売買代金は1兆7121億円だった。業種別では、非鉄金属、石油・石炭製品、鉱業が下落率上位だった。一方、空運業、保険業、ゴム製品が上昇率上位だった。

個別では、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>、任天堂<7974>、ファミリーM<8028>、三菱UFJ<8306>などが小安い。KDDI<9433>や7&iHD<3382>、信越化<4063>は2%前後の下落となった。リクルートHD<6098>は株式売出に伴う需給悪化懸念で5%安。一部証券会社が業績予想を引き下げた資生堂<4911>は4%超下げた。また、PCDEPOT<7618>が連日の年初来安値更新で、東芝プラ<1983>、リニカル<2183>などとともに東証1部下落率上位となった。一方、売買代金トップのソフトバンクグ<9984>が続伸して指数を支えた。ファナック<6954>、日産自<7201>、三井住友<8316>もしっかり。一部証券会社のレポートを受けて電子部品株の上昇が目立ち、村田製<6981>は4%高となった。また、前日ストップ高のオハラ<5218>が大幅続伸し、関西スーパ<9919>、ランビジネス<8944>などとともに東証1部上昇率上位に並んだ。
《HK》

 提供:フィスコ

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