【市況】東京株式(大引け)=41円安、閑散商いに小幅安水準でこう着
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
後場寄り付きに、「日銀が上場投資信託(ETF)の買い入れに動くのでは」との思惑から、日経平均株価が一時前日比でプラス圏に浮上する場面もあった。ただ、午後1時以降は、手掛かり材料難で方向感に乏しいなか、再び小口の売りが先行し小安い水準での推移となった。26日のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演内容を見極めようとする手控え姿勢が続いている。
個別銘柄では、株式売り出しに伴う需給悪化懸念からリクルートホールディングス<6098>が大幅安となり、KDDI<9433>、LINE<3938>、資生堂<4911>、ライオン<4912>、住友金属鉱山<5713>、小野薬品工業<4528>、東邦亜鉛<5707>も売られた。半面、24日に低温下で駆動する全固体リチウムイオン電池の試作に成功したと発表したオハラ<5218>が、前日のストップ高に続いてきょうも大商いを伴って一時ストップ高まで買われる場面があった。このほか、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>、村田製作所<6981>、協和エクシオ<1951>、SCREENホールディングス<7735>、ハピネット<7552>、ソフトバンクグループ<9984>も買われた。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)