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【市況】東京株式(前引け)=反発、リスク選好も上値限定的

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 24日前引けの日経平均株価は前日比83円02銭高の1万6580円38銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は6億4042万株、売買代金概算は7377億4000万円。値上がり銘柄数は1222、対して値下がり銘柄数は595、変わらずは149銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株市場の上昇や原油市況の反発、為替の円高一服などを背景に買い優勢の地合いとなった。日経平均は一時1万6600円台半ばまで水準を切り上げる場面もあった。ただ、26日に予定されるジャクソンホールでのイエレンFRB議長の講演を前に積極的に上値を買う動きも限定的で、後半は伸び悩み日経平均の上げ幅は100円未満にとどまった。売買代金の低調も続いている。業種別では輸出株優位の構図で自動車株の上昇が目立つ展開となっている。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が国内外証券会社の目標株価引き上げの動きなどを背景に上昇、ソニー<6758>も堅調な動き。ファミリーマート<8028>の上値追いも続いている。SCREENホールディングス<7735>、ブラザー工業<6448>が大きく買われ、大平洋金属<5541>も物色人気となった。半面、8月既存店売上高が低調だったしまむら<8227>は急落。同様に既存店伸び率が鈍化したニトリホールディングス<9843>も大きく売られる展開に。日本水産<1332>が下値模索、ここ急落が続いていたピーシーデポコーポレーション<7618>も下げ止まらない状況。前日動意した小野薬品工業<4528>も利益確定売りに押された。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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