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2016年08月24日09時14分

【特集】【FISCOソーシャルレポーター】個人ブロガー三竿郁夫氏:「真のグローバル化は真の現地化から」

味の素 <日足> 「株探」多機能チャートより

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人ブロガー三竿郁夫氏(ブログ「JapanInside Thailand -真の日タイ連携を目指して- 」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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 「真のグローバル化は真の現地化から」


グローバル化やグローバル人材育成が叫ばれているが、本質はなんだろう!海外進出セミナーで得られる知識だけでは現地で通用しない。もう少し突っ込んだ形で、キーワードをあげて真のグローバル化や真の現地化の例を拾ってみた。

・キーワード「知恵の還流」
KUMONは、創立50周年の2008年に全世界の指導者とその家族35カ国13000人を東京ドームに集めた。指導の知恵を持った同士が「公文の指導方法」という共通言語を持って知恵を海外の国々にも還流させることでグローバル化は一気に進んだ。(日経ビジネス参照)

・キーワード「ルートセールス」
AJINOMOTO<2802>は、アジアの調味料市場の60%シェアを有している。アジアの人の価値観やライフスタイルに即した販売方法を地道に探求し、通常とは異なる少量の単位で、零細店に対するルートセールスを展開した。約5000人の営業マンが1個10円台でこつこつと販売しこのシェアを獲得していった。(るいネット参照)

・キーワード「バイリンガルITエンジニア」
ミャンマー人は、日本語習得能力が高い。ミャンマーの優秀な人材を見つけ、ITスキルアップと日本語検定取得を強力に後押しし、ミャンマーでのオフショア開発や日本で働くバイリンガルITエンジニアの育成を支援をしている会社がある。2011年に設立したGIC(グローバルイノベーションコンサルティング)である。日本のIT人材不足解消に貢献する一つの真のグローバル化の形である。

・キーワード「専門性に基づくグローバル対応」
PROSHIP<3763>は、固定資産管理システムの専業会社であり、2012年より各国税制への対応を始め、現在では24カ国の税制への対応を完了している。プロシップの固定資産管理システムは4000社におよぶ日本企業に導入されているが、その多くの会社がアジアでグロバール事業を展開している。一般的に人事や経理等は、現地の国のシステムが導入されていて、企業グループ全体の状況を見える化しグループの経理データとして直結させるのは非常に難しい。特にアジアの製造業では、固定資産の紛失防止、減価償却の適正化、固定資産の有効利用が大きな経理上の課題となっている。その課題を解決する為には、プロシップが実現したようなITを活用した“固定資産と経理”という専門性に基づくグローバル対応は業務改革の一つの重要な鍵となる。


グローバル化を目指す日本企業は、こういった例を参考にして真のグローバル化・真の現地化を目指してほしい。

執筆者名:三竿郁夫 JI Solution Japan 代表
ブログ名:「Japan Inside Thailand -真の日タイ連携を目指して- 」

《MT》

 提供:フィスコ

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