【通貨】東京為替:ドル底堅い、日本株のプラス圏推移などを好感
ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
22日午前の東京外為市場では、ドル・円は100円台で底堅い値動きとなった。日経平均株価のプラス圏推移などを好感した値動き。ドル・円は100円台半ばで寄り付いた後、国内勢の売りで100円前半に値を下げたが、日経平均株価が前週末終値を上回る水準で推移したことを好感し、100円80銭まで値を上げた。
また、米連邦準備理事会(FRB)のフィッシャー副議長は21日、会合向けの準備原稿で、完全雇用や物価2%上昇の目標に「近づいている」との認識を示した。追加利上げの具体的な時期については触れていないものの、ドル売りを弱める手がかりとなったもよう。
日銀による9月の追加緩和期待が続いているほか、100円付近では引き続き個人のドル買い意欲が強いようだ。また、ランチタイムの日経平均先物は小幅高となっており、午後の取引でもドルは100円台を維持しそうだ。
ここまでドル・円は100円28銭から100円80銭、ユーロ・円は113円47銭から114円01銭、ユーロ・ドルは1.1284ドルから1.1322ドルで推移した。
【要人発言】
・フィッシャー米連邦準備理事会(FRB)副議長
「(労働市場の改善や物価上昇について)われわれの目標に近づいている」(準備原稿)
・S&P
「モンゴルの利上げ、低調な経済見通しがさらに損なわれる公算」
《MK》
提供:フィスコ