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【市況】改めて日銀のETF買入れへの思惑が高まりやすい/オープニングコメント

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 22日の日本株市場は売り先行後は底堅い相場展開になりそうだ。19日の米国市場では、サンフランシスコ連銀総裁の発言を受け、利上げ観測が強まったことで反落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の16475円だった。朝方はこれにさや寄せする格好から、やや売りが先行しそうである。

 もっとも、お盆休み明けで市場参加者が戻ってくるなか、改めて日銀のETF買い入れへの思惑が高まりやすく、押し目買い意欲の強さが窺えそうである。原油先物相場の上昇なども材料視されやすいであろう。

 物色の流れとしては、インデックスに絡んだ商いを見極めつつ、テーマ株に注目。ルネサス<6723>が米同業のインターシルを買収する方向で最終交渉に入ったと伝えられており、半導体関連の再編思惑が高まりやすいほか、自動運転車関連への手掛かり材料となる。

 また、三菱UFJ<8306>傘下の三菱東京UFJ銀行と日立<6501>は、シンガポールでフィンテックを活用した金融システムの共同開発に乗り出すと報じられている。仮想通貨技術で電子小切手を決済できるようにする計画であり、フィンテック関連への手掛かり材料になりそうだ。
《AK》

 提供:フィスコ

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