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【市況】東京株式(前引け)=小幅続落、円高警戒で買い見送り

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 19日前引けの日経平均株価は前日比11円34銭安の1万6474円67銭と小幅続落。前場の東証1部の売買高概算は8億1070万株、売買代金概算は9293億9000万円。値上がり銘柄数は830、対して値下がり銘柄数は952、変わらずは189銘柄だった。

 前日の米国株市場ではNYダウなど主要3指標がいずれも小幅高となるなど最高値近辺で堅調な動きを示したほか、ここ原油市況の上昇でリスクオンの流れにあるが、きょう前場の東京市場では1ドル=100円前後でもみ合うドル円相場を横目に、円高警戒モードで上値が重い。購入枠を倍増させた日銀のETF買いに対する思惑から下値を売り込む動きはみられないものの、市場エネルギー不足で日経平均は結局小幅マイナス圏で着地している。

 個別ではトヨタ自動車<7203>が堅調、ファーストリテイリング<9983>も買いが優勢だった。富士通<6702>が急騰、SUMCO<3436>も値を飛ばした。三菱ケミカルホールディングス<4188>も買われた。沖電線<5815>、UACJ<5741>なども高い。半面、任天堂<7974>が安く、ファミリーマート<8028>も軟調。フュージョンパートナー<4845>、ピーシーデポコーポレーション<7618>が急落したほか、参天製薬<4536>、中外製薬<4519>など医薬品株の下げが目立つ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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