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【市況】概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は強含み、北海ブレント原油価格の上昇に伴う資源銘柄の買いが指数をサポート

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 59166.02 -0.27%
18日のブラジル株式市場は小反落。主要指標のボベスパ指数は前日比157.81ポイント安(-0.27%)の59166.02で取引を終えた。59417.88まで上昇した後、一時58828.96まで下落した。

財政目標方案への投票が遅れていることが警戒され、財政赤字目標の実現に対する懸念がやや高まった。最近の株価上昇について、テメル大統領代行による財政再建や構造改革に対する期待が高まっていることが背景にあると分析されている。一方、指数の下値は限定的。原油価格の続伸を受け、資源銘柄に買いが継続した。

【ロシア】MICEX指数 1970.07 +0.04%
18日のロシア株式市場は強含み。主要指標のMICEX指数は前日比0.88ポイント高(+0.04%)の1970.07で取引を終了した。1976.71から1961.35まで下落した。

北海ブレント原油価格の上昇に伴う資源銘柄の買いが指数をサポートした。早期の米利上げ懸念のやや後退を受け、原油などに資金を向かっているもようだ。一方、指数の上値は重い。足元の弱い経済指標が引き続き圧迫材料となり、指数の上値を押さえた。

【インド】SENSEX指数 28123.44 +0.42%
18日のインドSENSEX指数は小反発。前日比118.07ポイント高(+0.42%)の28123.44、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同49.20ポイント高(+0.57%)の8673.25で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、その後は高値圏でもみ合った。外国人投資家(FII)の買い継続が支援材料。FIIは前日17日までに12日連続の買い越しとなった。また、食品価格の上昇率が8月以降に鈍化するとの見通しも好感された。供給の増加を受け、野菜価格が下落しているほか、順調なモンスーン(雨季)に伴い、食品価格の上昇率が徐々に緩和されると期待されている。

【中国本土】上海総合指数 3104.11 -0.17%
18日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比5.44ポイント安(-0.17%)の3104.11ポイントと3日続落した。

高値警戒感が意識される。上海総合指数は依然として約7カ月ぶりの高値圏で推移しているため、利食い売りが出やすい。「国家隊」と呼ばれる政府系の機関が銀行株の売却を進めている??との観測報道が流れたことも逆風だ。指数は小高く推移する場面があったものの、終盤にかけて売りの勢いが増している。

《CS》

 提供:フィスコ

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