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【材料】高周波熱錬---17年3月期は2ケタの営業増益を見込む、自動車部品関連が好調。

ネツレン <日足> 「株探」多機能チャートより

高周波熱錬<5976>は、日本で初めてIH(誘導加熱)技術の事業化・工業化に成功。「IH事業部門」では、自動車・工作機械等の重要保安部品の熱処理受託加工、自動車・建設機械部品等の製造を手掛ける。「製品事業部門」では、土木・建築に使用されるPC鋼棒、自動車・二輪車向けの高強度ばね鋼線を製造販売。アジア・北米・欧州で5カ国9子会社の海外展開。

同社は8月4日、2017年3月期第1四半期(16年4-6月)決算を発表。売上高が前年同期比1.9%減の100.61億円、営業利益が同19.6%増の4.95億円、経常利益が同8.2%減の5.60億円、特別損失に6.19億円の投資有価証券評価損を計上したことにより、四半期純損失が1.67億円の着地となった。

17年3月期通期は売上高が前期比4.9%増の450.00億円、営業利益が同30.5%増の28.00億円、純利益が黒字転換となる19.00億円(前期は31.02億円の固定資産の減損損失を計上したことにより、6.87億円の赤字)を計画。海外事業を含む慎重かつ積極的な事業展開を実施。原価低減に努め、収益力の向上を図る。

同社は、第13次中期経営計画(Global Innovation 70th)に基づき成長戦略を推進。「安全管理体制と品質保証体制の更なる拡充とグローバル展開」、「NETUREN VISION 2020ロードマップの確実な遂行」、「グローバルに活動できる人財の確保と育成」が3本柱。なお、初回策定時からの事業環境が著しく変化したため、第2四半期決算発表(11月)までに計画を見直す予定。

《TN》

 提供:フィスコ

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