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【経済】(中国)不動産バブルは深刻、経済硬着陸の危険性も


中国の不動産バブルが深刻な状態となっている。一部では、政府が適切な対策を講じなければ、中国経済がハードランディング(硬着陸)に陥る可能性があると警告している。

今年7月の固定資産投資(都市部)は1999年12月以来の最低水準まで落ち込んだほか、同月の小売売上高なども予想下振れた。また、7月の新規貸出額4636億元(約6兆9540億円)のうち、住宅関連だけで4575億元を占めたというデータも報告された。

専門家は、直近1年の中国経済について、不動産市場が全体をけん引している形だと分析。不動産価格がすでに庶民にはとても手の届かない水準まで上昇しており、住宅ローンなどを返済するため、国民の可処分所得が大幅に縮小していると強調した。住宅市場を適切に調整しなければ、中国経済が硬着陸する恐れがあると警告した。

《ZN》

 提供:フィスコ

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