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2016年08月18日16時36分

【市況】短期的な値幅取り狙いの売買が中心に【クロージング】

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

18日は日経平均は大幅に反落。259.63円安の16486.01円(出来高概算18億7000万株)で取引を終えた。円相場が1ドル99円台と円高に振れて推移するなか、売り先行で始まった。その後は日銀のETF買い入れへの思惑から、日経平均に対するインパクトの大きい銘柄の一角が強含みの展開となり、16700円を回復する場面もみられた。

しかし、午後に入ると、日銀のETF買い入れが観測されなかったことが嫌気され、インデックスに絡んだ売りが断続的に出ており、日経平均は下げ幅を拡大。大引けにかけても下げ渋りはみられず、16500円を割り込み本日の安値圏で取引を終えている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1500を超えており、全体の8割を占めている。セクターではパルプ紙のみが上昇。一方で電力ガス、医薬品、情報通信、精密機器が2%を超える下落に。

日経平均は支持線として意識されている25日線を割り込んだほか、価格帯別出来高で商いが膨れていた16600-16800円のレンジを再び割り込んでしまっている。要因としては日銀のETF買い入れが観測されず、インデックスに絡んだ売りに押された格好とみられる。もともと夏休みシーズンで参加者が限られているため、指値状況の薄いところを断続的な売りによって下げ幅を拡大させている。

また、指数インパクトの大きい銘柄に資金が集中していたこともあり、より日経平均に影響を与えているようだ。明日も薄商いの中でインデックスに絡んだ商いに振らされやすいとみられ、短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりそうだ。とはいえ、休み明け後は改めて日銀のETF買い入れが意識されやすいだろう。日柄的にはTOPIXが上昇している局面においても、買いを入れてくる可能性が高まる。次第に売り込みづらくなるとみておきたい。

《AK》

 提供:フィスコ

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