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【通貨】東京為替:ドル・円は100円15銭付近、円高対策に期待

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

18日午前の東京外為市場ではドル・円は100円15銭付近。米利上げ観測の後退でドルは99円台後半で推移したが、財務省と金融庁、日銀による円高対策への期待から、昼にかけて100円台を回復。

ドル・円は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録で利上げ期待が低下しドル売り基調となり、アジア市場では一時99円64銭まで下落。浅川財務官が「過度な変動があれば、きちっと対応する」と述べ、円高をけん制したが、反応は薄かった。

一方、財務省と金融庁、日銀による国際金融に関する会合が13時50分から開催されると市場に伝わると、為替介入などへの期待が高まり、ドルは100円台を回復。ただ、この会合で具体的な対策が打ち出されないと、失望によるドル売りが強まる可能性はあろう。

ランチタイムの日経平均先物は弱含みが続いており、リスク回避的な円買いは継続する見通し。ドル・円は16日に付けた99円54銭を目先の下値メドとしたい。

ここまでのドル・円は99円64銭から100円28銭、ユーロ・円は112円66銭から113円23銭、ユーロ・ドルは1.1286ドルから1.1314ドルで推移した。


【要人発言】
・浅川財務官
「過度な変動があれば、きちっと対応する」

《XH》

 提供:フィスコ

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