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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:イオンファン、PCデポ、エンジャパン、ドンキHD

イオンファン <日足> 「株探」多機能チャートより
■イオンファンタジー <4343>  2,380円  +142 円 (+6.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 イオンファンタジー<4343>が続伸。17日の取引終了後に発表した7月度の営業概況で、既存店売上高が前年同期比14.1%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。前年同月に比べて土・日曜日が各1日多かった影響が8.4%増あったことに加えて、遊戯機械売上高が11カ月連続で前年を上回るなど引き続き好調に推移したことが要因。また、カード部門で新機種が6月下旬から順次導入され、商品売上高が回復基調にあることも寄与した。

■PCデポ <7618>  1,078円  +40 円 (+3.9%)  11:30現在
 ピーシーデポコーポレーション<7618>がしっかり。サポートサービスの解約をめぐるネット上の書き込みを受けて株価は急落していたが、17日にその対応策を発表したことで、これを評価する買いが下値に入っている。同社が契約内容を改めて精査した結果、「お客様の使用状況にそぐわないサービス提供があったことを重く受け止める」として、今後の対応として、使用状況にそぐわないサービス契約の加入者に関しては、コースの変更および契約の解除を無償で対応するほか、70歳以上の顧客が新規に加入する際は原則、家族もしくは第三者の確認をとるとともに加入後3カ月以内のコース変更および契約の解除を無償で対応するという。また、75歳以上の加入者に関しては、加入期間に関係なくコース変更および契約の解除を無償で対応するなどとしている。なお、同件による17年3月期業績への影響は改めて発表するとしている。

■ドウシシャ <7483>  1,928円  +70 円 (+3.8%)  11:30現在
 17日、ドウシシャ <7483> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.73%にあたる100万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月18日から17年3月31日まで。

■エン・ジャパン <4849>  2,228円  +71 円 (+3.3%)  11:30現在
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が17日付でエンジャパン <4849> [JQ]の投資判断「オーバーウエート(強気)」を継続し、目標株価を2500円→2700円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、同社の第1四半期決算をエクイティストーリーを強めるポジティブなものだったと評価。正社員採用ニーズの高まりを背景に市場拡大が続くなか、高い応募効果が持続したことでエン転職は市場シェアアップを実現。高い応募効果が広告宣伝費や人件費など営業費用の効率化にもつながったと指摘している。

■TIS <3626>  2,610円  +73 円 (+2.9%)  11:30現在
 TIS<3626>が反発。17日付で岡三証券がレーティング「強気」、目標株価3500円継続、17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の265億円(前期244億3600万円)に対して従来予想の268億円から272億円へ引き上げた。ITインフラの収益性向上は第2四半期以降も一定程度持続する見込みであることを指摘している。

■住友理工 <5191>  923円  +20 円 (+2.2%)  11:30現在
 住友理工<5191>が続伸。SMBC日興証券は17日、目標株価を850円から950円に引き上げた。投資評価は「2」を継続した。同証券では17年3月期の連結営業利益を会社予想の135億円から145億円(前期比13%増)に増額修正した。体質改善が顕在化しているほか、南米など赤字拠点の採算改善が期待できることなどを評価している。18年3月期は同160億円への増益を見込んでいる。

■UACJ <5741>  298円  +6 円 (+2.1%)  11:30現在
 UACJ<5741>が悪地合いの間隙を縫って3日続伸、年初来高値を更新した。同社はアルミ圧延の最大手で自動車向けや海外の飲料缶材を中心に需要を取り込んでおり、17年3月期は営業利益段階で245億円と前期比6割増の急回復を見込んでいる。タイ工場の本格稼働が大きく貢献、北米の自動車部品関連の収益向上や在庫評価損の減少など損益面でも追い風が強い。米自動車アルミ構造材メーカーSRSインダストリーを買収した効果が、堅調な北米自動車需要の取り込みに反映されている。「PBR0.8倍で年6円配当は評価される」(国内中堅証券)という声も聞かれる。

■ドンキHD <7532>  3,815円  +75 円 (+2.0%)  11:30現在
 17日、ドンキホーテホールディングス <7532> が決算を発表。16年6月期の連結経常利益は前の期比9.1%増の437億円で着地。続く17年6月期も前期比3.9%増の455億円に伸び、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。前期はインバウンド需要や節約志向の個人消費を取り込み、食品を中心とする生活必需品の販売が大きく伸びた。今期は品揃え強化と徹底したエブリデイロープライスの推進で、25期連続増収、8期連続増益を目指す。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比1円増の23円に増配する方針としたことも支援材料。

■アズビル <6845>  3,240円  +60 円 (+1.9%)  11:30現在
 アズビル<6845>が続伸。17日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「オーバーウエート」継続、目標株価を3840円から3900円に引き上げた。首都圏オフィス再開発では、東京オリンピックにかけて竣工ピークとなる案件向けの受注が下期以降計上されると想定、17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の190億円(前期171億3500万円)に対して従来予想の199億円から204億円へ、18年3月期は219億円から223億円へ引き上げている。

■ダイドードリンコ <2590>  5,130円  +70 円 (+1.4%)  11:30現在
 17日、ダイドードリンコ <2590> が17年1月期の連結最終利益を従来予想の29億円→35億円に20.7%上方修正。増益率が23.6%増→49.1%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。トルコ飲料事業会社の子会社化に伴い、負ののれん発生益を計上することが最終利益を押し上げる。同時に、飲料販売の好調や、自販機関連費用が下期にずれ込んだことを踏まえ、上期の同利益を2.9倍上方修正した。

■小野薬品工業 <4528>  2,848円  -59.5 円 (-2.1%)  11:30現在
 17日、小野薬品工業 <4528> が日清食品HD <2897> 、第一三共 <4568> 、愛知銀行 <8527> の3社による計661万4000株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限99万1200株の売り出しを実施すると発表したことが売り材料視された。売り出し株式数が最大で760万5200株と発行済み株式数の1.29%におよぶ規模とあって、株式の需給悪化が懸念された。売出価格は29日から9月1日までのいずれかの日に決定される。

■野村ホールディングス <8604>  456.2円  -5 円 (-1.1%)  11:30現在
 野村ホールディングス<8604>、大和証券グループ本社<8601>をはじめ証券セクターが安い。東京株式市場は日経平均1万7000円大台を目前に為替の円高を嫌気され再度下に振られる展開。市場エネルギーの盛り上がらないなか、個人投資家資金の離散や、投信など運用成績の悪化を懸念するかたちで売りが集まっている。

●ストップ高銘柄
 なし

●ストップ安銘柄
 なし

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