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【材料】平山---2016年6月期は大幅減益で着地、2017年6月期はV字回復を見込む。

平山 <日足> 「株探」多機能チャートより

平山<7781>は8月12日に2016年6月期決算を発表。売上高が前の期比8.4%増の97.47億円、営業利益が同66.1%減の1.28億円、経常利益が同83.1%減の0.64億円、当期純利益が同92.6%減の0.14億円で着地した。

アウトソーシング事業、技術者派遣事業ともに増収を確保した一方、採算面で苦戦を強いられた。主力のアウトソーシング事業では、医療・医薬機器分野の取引先で約5%、精密機器分野の主要取引先で約15%の減産が発生。新規取引先の開拓で増収を確保したものの、主要取引先の減産影響に加え、人材難の中で受注に対する適正な人材採用や適正配置が進まず、採算が悪化した。技術者派遣事業では、輸送機器分野や通信機器分野の需要が堅調に推移した一方、技術者の採用環境悪化が収益拡大のボトルネックとなった。

2017年6月期は売上高が前期比22.7%増の119.63億円、営業利益が同90.8%増の2.44億円、経常利益が同280.4%増の2.44億円、当期純利益が同814.1%増の1.32億円を計画。1株当たり配当金については、配当性向25%という基本方針のもと、20.0円を予定している。アウトソーシング事業では、取引先の増産対応や新規取引先の開拓などを推進。技術者派遣事業では、旺盛な需要に応えるため、実績のある外国籍技術者の採用などでボトルネックの解消を図り、収益拡大を目指す。また、前期に連結子会社化したタイの人材派遣事業も通期で貢献する見通しだ。

《TN》

 提供:フィスコ

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