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【材料】小池酸素工業---今期は最終利益続伸を計画、特別配実施で2円の増配を予定。

小池工 <日足> 「株探」多機能チャートより

小池酸素工業<6137>は溶接・切断のための加工機械やシステム、関連製品の開発・生産・販売を主力としている。各種工業用ガスや医療用ガスの製造・仕入・販売も展開。造船や鉄骨、建築、建設機械、産業機械、自動車、電気製品など幅広い業界に溶接・切断製品を供給。ガスは半導体や医療、食品、レジャー用などに供給している。

2017年3月期は売上高が前期比2.5%減の450.00億円、営業利益が同15.7%減の19.00億円、当期純利益が同33.0%増の16.00億円を計画。造船向けや医療向けの機器の低迷、為替の円高などから営業減益を見込むが、為替差損の減少や、特別利益の計上などにより当期純利益は増益を見込んでいる。1株当たり配当金については、特別配当2.0円を含む9.0円(前期は普通配当のみで7.0円)の予定だ。なお、8月8日に発表した第1四半期決算は売上高が3.1%減の102.81億円、営業利益が16.1%減の3.05億円、四半期純利益が同2倍の2.36億円で着地した。

同社は毎年中期経営計画の見直しを実施し、業積の向上、経営基盤の強化に取り組んでいる。2017年3月期を初年度とする新しい中期経営計画では、1)新規ユーザーと販売店の獲得、2)新技術・新製品の開発とコストダウン、3)海外関連会社との連携強化による最適地生産・販売の推進、4)経費削減の継続、の4つを重点施策として展開する予定だ。

《TN》

 提供:フィスコ

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