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【材料】イーレックス---第1四半期は営業利益が4.1倍に拡大、通期でも大幅な増収増益を見込む。

イーレックス <日足> 「株探」多機能チャートより

イーレックス<9517>は8月12日に2017年3月期第1四半期(2016年4~6月期)決算を発表。売上高が前年同期比12.1%増の54.78億円、営業利益が同4.1倍の7.26億円、経常利益が同4.8倍の6.97億円、四半期純利益が同4.9倍の4.97億円で着地した。

今年4月の電力小売り全面自由化を受け、子会社2社が低圧分野における電力供給をスタート。子会社2社の電力供給施設数は6月末時点で約1万1300施設と順調に拡大した。従来から展開している高圧分野における電力販売でも営業展開が進捗。同分野の電力供給施設数も今年3月末の約8,000施設から今年6月末には約8,600施設に増えた。また、バイオマス発電の土佐発電所などが安定操業したことも貢献した。利益面では、供給施設数の拡大に伴う仕入電力量の増加に加え、人員の増員や営業活動強化に伴う代理店報酬の増加などが圧迫要因となったが、増収効果で吸収し、大幅な増益を達成した。

2017年3月期通期では売上高が同46.3%増の334.66億円、営業利益が同54.6%増の26.64億円、経常利益が同51.9%増の24.51億円、当期純利益が同28.2%増の14.26億円を見込む。通期計画に対する第1四半期の営業利益の進捗率は27.2%と良好で、通期計画の達成に向けて業積は順調に推移していると考えられる。なお、同社は5月9日に中期経営計画を発表。バイオマス(PKS)発電所による発電事業と電力小売(高圧・低圧)事業の拡大を基本とし、4~5年後に売上高1000.00億円、営業利益率10.0%、ROE20.0%を目指す。

《TN》

 提供:フィスコ

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