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【市況】米国株見通し:米FOMC議事録見極めへ

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2177.25(+0.50) (19:15現在)
ナスダック100先物 4801.25(+3.00) (19:15現在)

19:15時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。

16日の米株式市場は下落。ダドリーNY連銀総裁が年後半の経済成長に自信を示したほか、年内の追加利上げに前向きな発言を行ったことを受けて、利上げ観測が強まったことから売りが先行。前日に米主要株価が軒並み最高値を更新したことで利益確定の売りも広がり、終日軟調推移となった。ダウ平均は84.03ドル安の18552.02、ナスダックは34.90ポイント安の5227.11。

グローベックスの米株先物は小動きに推移しており、FOMC議事録を見極めたいところであろう。また、欧州は全般売りが先行しており、イタリアFTSE MIBは1.0%を超える下落で推移している。また、相場のけん引役であった原油相場は上げ一服となっており、利益確定の売りに向かいやすいだろう。

とはいえ、FOMCでは結果的には利上げ観測が強まることはなさそうであり、足元の予想を上回る経済指標等を素直に評価しよう。NYダウは25日線レベルまで調整をみせてきており、同線が支持線として意識されよう。ブラード米セントルイス連銀総裁の講演(米国経済と金融政策)も注目される。

《KK》

 提供:フィスコ

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