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2016年08月17日12時15分

【市況】日経平均は反発、日柄的にETF買い入れの思惑から売り込みづらく/ランチタイムコメント

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均は反発。83.38円高の16679.89円(出来高概算7億7000万株)で前場の取引を終えた。16日の米国市場は、ダドリーNY連銀総裁の発言を受けて利上げ観測が高まり、NYダウ、ナスダックともに下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の16560円だった。僅かに続落で始まった日経平均だったが、前日に1ドル99円台をつけていた円相場が1ドル100円半ば辺りで推移していることもあり、その後は自律反発の動きをみせている。また、指数インパクトの大きいソフトバンクグ<9984>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>が堅調に推移するなかで、日経平均を押し上げている。

 ただし、指数インパクトの大きい値がさ株の影響が大きく、全体としては東証1部の値下がり数が過半数を占めている。また、規模別指数では大型株指数のみがプラスだった。セクターでは鉱業、鉄鋼、保険、石油石炭、銀行、輸送用機器、その他金融が堅調。半面、建設、医薬品、食料品、陸運、空運が冴えない。

 一先ず円相場が落ち着きをみせていることもあり、日経平均は自律反発をみせている。前日の大幅な下げで25日線レベルまで下げていたこともあり、リバウンドが意識される水準でもある。とはいえ、指数インパクトの大きい銘柄に資金が集中しており、日銀のETF買い入れに対する思惑から、歪な状況ではある。

 前引け時点のTOPIXは前日比0.41%高となり、通常であれば日銀のETF買い入れは入らないであろう。ただし、この水準からは下は売り込みづらいと考えられるほか、日柄的にもいつETF買い入れが入ってもおかしくない状況であり、売り込む流れよりは、前日の下げに対する売り方の買い戻しが入りやすいタイミングだろう。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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