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【通貨】東京為替:ドル底堅い、日本株高などで円高一服

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

17日午前の東京外為市場では、ドル・円は底堅い値動きとなった。日経平均株価の堅調地合いや財務官による円高けん制発言がドル買い・円売り地合いの要因。ドル・円は前日海外市場で一時99円56銭まで下落。その後、ダドリー米NY連銀総裁による9月利上げへの言及で期待が再燃し、円高はいったん収束した。アジア市場では100円30銭付近で寄り付いた後、100円68銭まで値を上げた。


日経平均株価が前日比100円超高の堅調地合いとなっており、リスク回避の円買いが弱まったほか、「為替市場、激しい動きがあれば対応せざるを得ない」との浅川財務官による円高けん制発言がドルの押し上げ要因となった。


ただ、前日までサポートラインとみられていた8月2日安値100円68銭を割り込んだことで、この水準が逆にレジスタンスラインとなっているようだ。また、ランチタイムの日経平均先物は上げ幅を縮小しており、ドルは午後の取引で上値の重い展開となりそうだ。


ここまでドル・円は100円17銭から100円68銭、ユーロ・円は112円95銭から113円52銭、ユーロ・ドルは1.1273ドルから1.1290ドルで推移した。


【要人発言】

・浅川財務官

「為替市場、激しい動きがあれば対応せざるを得ない」

「市場動向を注視し、G7とも連携していく」



【経済指標】

・NZ・4-6月期失業率:5.1%(予想:5.3%、1-3月期:5.2%修正値)

《MK》

 提供:フィスコ

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