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【市況】東京株式(前引け)=反発、円高に歯止めかかり買い優勢

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 17日前引けの日経平均株価は前日比83円38銭高の1万6679円89銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は7億7122万株、売買代金概算は9098億5000万円。値上がり銘柄数は711、対して値下がり銘柄数は1112、変わらずは148銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、朝方は売り買い交錯となったが、徐々に買いに厚みが加わった。日銀のETF買いに対する思惑が漂うなか、前日に日経平均は273円安と大きく水準を切り下げていたこともあって押し目買いが優勢となった。為替の急速な円高が一服していることも輸出株中心にプラスに働いた。前日のNY外国為替市場では1ドル=100円台を割り込む場面があったが、その後はドルが買い戻され1ドル=100円台半ばで推移していることが買い安心感につながった。一方、市場には日本時間今晩に発表予定の7月開催のFOMC議事要旨を確認したいとの思惑もあり、市場エネルギーが不足するなかで上値も重い。前場の売買代金は9000億円強にとどまっている。

 個別では売買代金トップのソフトバンクグループ<9984>が高く、任天堂<7974>も上昇、東レ<3402>にも買いが集まった。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが買い優勢となったほか、トレジャー・ファクトリー<3093>が急伸、サカイオーベックス<3408>も物色人気となった。ブラザー工業<6448>、新日鉄住金<5401>などの上げも目立つ。半面、小野薬品工業<4528>が軟調、明治ホールディングス<2269>も売りに押された。レオパレス21<8848>が安く、飯田グループホールディングス<3291>も下落した。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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