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【市況】VRや自動運転車関連に関心向かうか/オープニングコメント

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

 17日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める展開になろう。16日の米国市場は、ダドリーNY連銀総裁の発言を受けて利上げ観測が高まり、NYダウ、ナスダックともに下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の16560円だった。円相場は1ドル100円25銭辺りで推移している。

 米株安の流れを受けて売りが先行しようが、米利上げ観測が高まったことで、前日に99円台に乗せていた円相場の落ち着きが意識される。また、日経平均は長い陰線を残す格好となっているが、25日線に接近してきており、このタイミングからは改めて日銀のETF買い入れへの思惑が高まりやすいだろう。

 前日の270円超の下落に対する短期筋の買い戻しも意識されそうであり、売り一巡後は底堅い展開が期待される。とはいえ、夏休みシーズンで参加者は限られていることもあり、薄商いの中でインデックス売買に振らされやすい需給だろう。個別の材料株やテーマ株などの一角に短期資金が集中する格好になりそうだ。

 テーマ性としては、米インテルが独自の仮想現実・拡張現実ヘッドマウントデバイス Project Alloy を発表しており、VR関連に関心が向かいそうだ。また、ZMPフォーラムが8月末から開催されるため、自動運転に関連するリリース等が出やすいだろう。
《AK》

 提供:フィスコ

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