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【材料】第一商品---17年3月期は業績の回復と安定した黒字体質の実現を目指す。

第一商品 <日足> 「株探」多機能チャートより

第一商品<8746>は、商品先物取引の大手。82年の金先物市場(現在の東京商品取引所)開設時から貴金属受託会員の許可を受け、貴金属を主体とした営業を推進。金地金取扱高(02年4月~16年3月末の累計)は100トンを突破。今年3月にFX取引事業を廃止、商品先物取引業に経営資源を集中。

2017年3月期の業績予想は開示していないが、業績の回復と安定した黒字体質の実現を目指す。金取引を核とした資産形成ビジネスを生み出し、リテール営業の積極展開と質の高いサービスの提供を行い顧客基盤の拡充を図る。日銀のマイナス金利政策を受けた実物資産である金への関心の高まりは追い風。

同社は、中長期的に金に特化したサービスに全力を注ぐ。その理由は、金がマネーとモノの二面性を持ち、あらゆるリスクに対応できる類まれな資産であり、時代がどう変化しても「金」に対する信用、「金」への信頼は不変であるからとしている。金取引(現物・先物)を核として、質の高いサービスの提供と富裕層の開拓を通して顧客基盤の拡大と裾野拡大を目指す考えだ。

《TN》

 提供:フィスコ

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