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2016年08月17日05時20分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

CSロジ <日足> 「株探」多機能チャートより

■シーエスロジネット <2710>  328円 (+80円、+32.3%) ストップ高

 シーエスロジネット <2710> [JQ]が連日ストップ高。12日、同社に対して親会社のテクタイト(非上場)がTOBを実施し、完全子会社化を目指すと発表したことが引き続き買い材料視された。TOB価格は1株350円で16日もこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買付期間は15日から9月27日まで。予定通りTOBが実施された場合、同社株は上場廃止となる見込み。

■ソフトブレーン <4779>  429円 (+80円、+22.9%) ストップ高

 東証1部の上昇率トップ。15日、筆頭株主のフュージョンパートナー <4845> と業務提携に向けた協議を開始すると発表したことが買い材料視された。

■ヤーマン <6630>  2,251円 (+400円、+21.6%) ストップ高

 東証1部の上昇率2位。15日、ヤーマン <6630> が17年4月期上期(5-10月)の連結経常利益を従来予想の6.2億円→14.6億円に2.3倍上方修正したことが買い材料視された。美顔器などの美容健康機器の販売が好調で、売上が計画を15.8%も上回ることが寄与。原価低減に加え、円高による採算改善も利益を押し上げる。上期上振れに伴い、通期の連結経常利益も従来予想の11.7億円→18.8億円に59.5%上方修正。増益率が17.7%増→87.7%増に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。前日終値ベースの予想PERが14.4倍→8.7倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■フュージョンパートナー <4845>  697円 (+100円、+16.8%) ストップ高

 東証1部の上昇率3位。フュージョンパートナー <4845> がストップ高。同社は15日取引終了後、17年6月期の連結業績予想を発表した。売上収益は102億円(前期比3.8倍)、営業利益は37億円(同6倍)、最終利益は29億5000万円(同3.5倍)を見込んでいる。ソフトブレーン <4779> の連結子会社化で収益が押し上げられるほか、主力サービスであるサイト内検索サービスが引き続き好調で全体に寄与する見通し。これを手掛かりに投機資金が流入している。16年6月期連結決算は売上収益26億9300万円(前の期比20.4%増)、営業利益6億1600万円(同14.0%増)、最終利益8億3000万円(同2.3倍)だった。サイト内検索サービスが堅調にシェアを伸ばして収益に貢献した。また、同社は同日、ソフトブレーンとの業務提携に向けた協議を開始したことを発表、情報システムに関するサービス、ソリューションおよびプロダクトの開発・販売などで幅広く提携することを検討していく構え。なお、ソフトブレーンもストップ高を演じている。

■LINE <3938>  4,780円 (+350円、+7.9%)

 東証1部の上昇率8位。LINE <3938> が連日の人気化。株価は4700円台に乗せ、7月15日の東京市場での上場初日につけた5000円に迫ってきた。ニューヨーク市場では15日に一時48.10ドルをつけ先月14日上場時の高値44.49ドルをいち早く更新している。LINEに対してアナリストが「強気」評価していることが株価の上昇要因となっている。例えば、みずほ証券は同社株の投資判断を「買い」でカバレッジを開始し目標株価を5200円としている。サービス多様化と広告の成長余地の大きさを評価。「世界的に株式市場で有力メッセージング企業の株価上昇が鮮明」とし、その中でも、LINEのバリュエーションには「割安感がある」と指摘している。同証券では16年12月期の連結最終損益は55億円の黒字(15年12月期は75億8100万円の赤字)と予想しており、18年12月期の同利益は384億円に拡大すると試算している。

■ビーマップ <4316>  551円 (+38円、+7.4%)

 ビーマップ <4316> が後場一段高。同社は15日、列車・バス・船舶など向けコンテンツ配信サーバー「エアコンパス・メディア」を22日から提供すると発表。これを手掛かりに朝方から堅調に推移していた。交通機関が「エアコンパス・メディア」を導入すると、利用者はスマートフォンのWi-Fi設定を行うだけで、好みの映画やドラマ、雑誌などのコンテンツを観ることができる。また、これに合わせ無線アクセスポイントおよびソリューション群「エアコンパス」も22日から提供するとしている。

■一蔵 <6186>  1,110円 (+72円、+6.9%)

 15日、一蔵 <6186> [東証2]が17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の1.7億円→4億円に2.3倍上方修正。従来の34.2%減益予想から一転して54.0%増益見通しとなったことが買い材料。主力の和装事業で開催した催事が奏功し、呉服やブランド振り袖などの受注が想定より伸びる。

■ストライダーズ <9816>  70円 (+3円、+4.5%)

 ストライダーズ <9816> が後場急伸。16日午後1時ごろ、スリランカのフィンテック関連企業スマート・メトロ社への投資を発表しており、これを好材料視した買いが入った。スマート・メトロ社は、スリランカでNFC(近距離無線通信技術)を活用した電子決済・クレジットカード決済およびその管理事業を展開する企業。今回の投資では、株式の一部を取得し、同国のフィンテックのプラットフォームとなる事業に投資。また、同国においてタクシーのオンライン配車アプリの開発・運営事業などを行っているベンチャー企業に投資するため、現地の出資者とともにフィンテック投資ファンドスマート・ファンズを設立するとあわせて発表した。

■シリコンスタジオ <3907>  6,120円 (+260円、+4.4%)

 シリコンスタジオ <3907> が5連騰で6000円大台を回復。5日・25日移動平均線のゴールデンクロス示現から一段の上値追いを暗示する動き。同社はゲーム用に3Dコンピューターグラフィック(CG)技術基盤のミドルウエアを開発していることで注目され、市場規模の急拡大が予想されるVR(バーチャル・リアリティ)関連分野での成長余地が指摘されている。同分野ではゲームにとどまらず、映画などのエンターテインメント分野を開拓、自動車業界向けなどの需要も取り込んでいく構え。投機性の強い短期資金だけでなく、将来的な成長余地に着目した機関投資家の買いも観測。直近では資産運用会社として名を馳せるブラックロック・ジャパンなどが約8%の大株主に登場しており、株高思惑が醸成されている。

■テクノスジャパン <3666>  2,282円 (+89円、+4.1%)

 テクノスジャパン <3666> が大幅高。安倍政権のGDP600兆円に向けた官民戦略プロジェクトでは「インダストリー4.0」の実現に向けIoT(モノのインターネット化)、ビッグデータ、人工知能(AI)、ロボットなどの付加価値創出で30兆円の経済効果を見込む。そのなか、同社はこれらの分野に経営の軸足を置いていることで、成長期待が強い。統計アルゴリズムを活用したAI製品「scorobo」で業界を先駆しているが、子会社を通じてフィスコ <3807> とフィンテック分野でクラウド型人工知能金融市況サービスの研究開発に向け業務提携しており、今後の展開に期待が高まっている。

■そーせいグループ <4565>  17,770円 (+690円、+4.0%)

 そーせいグループ <4565> [東証M]、新日本科学 <2395> 、ナノキャリア <4571> [東証M]、テラ <2191> [JQ]、メディシノバ <4875> [JQ]、グリーンペプタイド <4594> [東証M]などバイオベンチャー株が軒並み高。市場は夏休み期間で全般相場が閑散状況にあり、主力株が手掛けにくくなっていることで、短期回転売買を主とする個人投資家資金が値動きの軽いバイオ関連セクターに向かったようだ。市場では「為替や海外株の動向に左右されず日銀のETF買いも関係ない。銘柄も値幅に差異はあっても、動きが同一方向になりやすい点が短期資金に好まれやすい。欧州での特許査定という材料が出たグリーンペプタイドや、直近みずほ証券がレーティングを買いに引き上げたナノキャリアなどが、資金誘導の入り口になっている」(準大手証券ストラテジスト)という。

■フィスコ <3807>  298円 (+11円、+3.8%)

 フィスコ <3807> が3日続伸。同社は15日、子会社のフィスコ仮想通貨取引所とSJI <2315> [JQ]がきちり <3082> と仮想通貨決済分野で業務提携することを発表した。今回の提携によりフィスコ仮想通貨取引所とSJIが仮想通貨による決済手段を開発し、フィスコ仮想通貨取引所による、きちりが顧客の支払いにおいて仮想通貨を受け付けるための市場機能を提供。ビットコインなどによる決済システムを導入することで仮想通貨流通の拡大を図っていく。

■マネパG <8732>  491円 (+17円、+3.6%)

 マネーパートナーズグループ <8732> が全体相場に逆行し底値圏離脱。金融とITの融合であるフィンテック分野は、安倍政権がすすめる「インダストリー4.0」の一環として今後も政策的な後押しが意識されている。株価的にも休養十分な銘柄が多く、テーマ買い対象として人気が再燃している。そのなか、FX専業大手の同社は、ブロックチェーン技術開発を手掛けるテックビューロと100%子会社を通じて業務提携するなど積極的な布石を打っており、関連有力株として上値妙味が大きい。このほか、フィスコ <3807> やラクーン <3031> 、インフォテリア <3853> 、さくらインターネット <3778> など一連のフィンテック関連株も動意含みとなっている。

■ジオネクスト <3777>  60円 (+2円、+3.5%)

 ジオネクスト <3777> [JQG]が反発。同社は15日の取引終了後、16年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結決算を発表。売上高は従来予想の6億3000万円に対して3億8000万円(前年同期比3.9倍)、営業損益は7100万円の黒字に対して8100万円の黒字(前年同期1億6300万円の赤字)、最終損益は1600万円の黒字に対して2000万円の黒字(同1億9900万円の赤字)だった。再生可能エネルギー事業において太陽光発電所の開発案件の売り上げの一部が下期にずれ込んだことなどの影響から売上高は計画未達。一方、再生可能エネルギー事業における利益率の高い案件の積み上げや営業損失を計上していた連結子会社の仙真堂の株式譲渡などにより利益は計画超となった。通期業績は売上高9億7600万円(前期比22.5%増)、営業損益4400万円の黒字(前期1億4700万円の赤字)、最終損益1300万円の赤字(同8億1100万円の赤字)と従来見通しを据え置いた。

■HUG <3676>  3,610円 (+115円、+3.3%)

 ハーツユナイテッドグループ <3676> が後場一段高。16日11時ごろに、傘下のデジタルハーツが「VR酔いスコアリングサービス」の提供を開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。近年、相次いでVRヘッドマウントディスプレーが製品化されているが、これを使用したVRコンテンツでは、画面の奥行や重なり、動作スピードなどにわずかでも違和感がある場合、ユーザーの不快感や疲労感、および「VR酔い」といった現象を引き起こすことが知られている。そのため、従来のコンテンツ以上に高品質な製品開発が必要不可欠で、デバッグの重要性も高まっていることから、同サービスを開始するという。新サービスでは、調査対象であるVRコンテンツが一般的に酔いやすいものか、ユーザーが継続してコンテンツを利用するにあたり適正であるかなどを、「酔いやすさ」を表す項目別に評価方式で数値化し、調査結果レポートとして提供する。また、調査結果に加え、「VR酔い」の数値が高く出た項目においては、アクション別の分析を行い、「VR酔い」とゲーム性・没入感の相関性を考慮した具体的な改善提案を実施することで、VRコンテンツ開発を支援するとしている。

■森永製菓 <2201>  797円 (+23円、+3.0%)

 森永製菓 <2201> が5連騰で連日の年初来高値。10日に17年3月期の連結業績予想を増額修正し、営業利益を115億円から143億円(前期比25%増)へ上方修正したことを好感する買いが続いた。健康志向の高まりを受け、「ウイダーinゼリー」が好調。市場では、4-6月期の販売は20%強の伸びで7月も同水準の販売が続いているとみている。大手証券では、会社側の業績見通しは依然保守的として、今3月期の同利益は153億円と再増額修正を予想している。

■ラウンドワン <4680>  736円 (+19円、+2.7%)

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が15日付でラウンドワン <4680> の投資判断「オーバーウエイト(強気)」を継続し、目標株価を1160円→1260円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、想定以上に国内収益の出だしが好調なことに加え、人気機器の導入やイベント開催などテコ入れ策の奏功を見込み、利益予想を上方修正すると報告。風営法改正による夜のファミリー顧客の増加もプラス要因に挙げている。同証券では、17年3月期の連結営業利益を75億円→81億円(会社計画は60.6億円)、18年3月期を102億円→115億円にそれぞれ引き上げた。

■ケネディクス <4321>  462円 (+10円、+2.2%)

 ケネディクス <4321> が反発。15日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「バイ」継続、目標株価を740円から820円へ引き上げた。新ファンド組成などによるAUM拡大に加え、REITなどへの物件売却が進展。これにより16年12月期は通期連結営業利益で会社側計画の93億円(前期101億1900万円)に対して従来予想の105億円から120億円へ、17年12月期を130億円から140億円へ引き上げている。

■ケーヒン <7251>  1,651円 (+18円、+1.1%)

 SMBC日興証券が15日付でホンダ直系の部品メーカーであるケーヒン <7251> の投資判断「2(中立)」を継続し、目標株価を1600円→1800円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、第1四半期(4-6月期)実績を踏まえ、7月に前提為替レート変更(110円→100円/ドル)に伴い引き下げた利益予想を上方修正すると報告。円高によるマイナス要因を増産やそれに伴う合理化効果で吸収し、営業利益の会社計画を達成できると判断した。同証券では、17年3月期の連結営業利益を220億円→250億円(会社計画と同じ)、18年3月期を240億円→270億円にそれぞれ上方修正した。

■グリー <3632>  500円 (+5円、+1.0%)

 グリー <3632> が反発。16日の寄り前に、第1四半期(7-9月)業績予想について、最終損益を従来予想の収支均衡から90億円の黒字(前年同期比3.8倍)に上方修正したことが好感された。同じく寄り前に、米国における100%子会社グリー・インターナショナルの全株式を米インターネットメディア事業を展開するロックユー(カリフォルニア州)に売却したと発表しており、関係会社株式売却益や為替換算調整勘定取崩益などの特別利益の計上を見込むほか、過去に計上した関係会社株式評価損および貸倒引当金繰入額が税務上認容される見込みとなり、税金費用などへの影響を考慮したとしている。なお、売上高135億円(前年同期比30.1%減)、営業利益10億円(同77.2%減)は従来予想を据え置いている。

※16日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。


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