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【市況】16日時点の上海総合指数:0.5%安と3日ぶり反落、金融株の下げ目立つ

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

16日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比15.16ポイント(0.49%)安の3110.04ポイントと3日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、15.98ポイント(0.49%)安の3255.83ポイントで引けた。一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数は1.21ポイント(0.34%)高の355.28ポイント、深センB株指数は1.22ポイント(0.10%)高の1170.46ポイントで終了した。

小高くスタートした後、売りの勢いが徐々に強まる流れ。追加の景気刺激策などに対する期待で上海総合指数は約7カ月ぶりの高値水準まで上昇していたが、目新しい具体策が打ち出されないなかで、いったん売りに押された。もっとも、下値は限定的。心理的節目の3000ポイント接近の場面では、押し目買いもみられている。

業種別では、金融株がさえない。中国工商銀行(601398/SH)が3.1%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.9%安、海通証券(600837/SH)が2.1%安と値を下げた。自動車株も安い。広州汽車集団(601238/SH)が5.0%下落した。

半面、「供給サイド改革」の進展期待で、鉄鋼株や石炭株、非鉄株などは物色された。インフラ関連株やITハイテク関連株などもしっかり。不動産株の一角にも買いが継続した。

(亜州IR)

《FA》

 提供:フィスコ

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