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【材料】本日の注目個別銘柄:LINE、PCデポ、日本ゼオンなど

フュージョン <日足> 「株探」多機能チャートより

<4845> フュージョン 697 +100
ストップ高。前日に前6月期の決算を発表している。営業利益実績は6.2億円で前期比14%増益、従来予想の5.8億円を上回る着地に。一方、今期は37億円で同6倍の見通し、想定以上の収益拡大見通しにサプライズが強まる格好へ。ソフトブレーン子会社化に伴う株式再測定益26億円強を計上することが主因。なお、こうした一過性要因を除外したNon-GAAPベースでは営業益14億円の予想となっている。

<6727> ワコム 322 -20
大幅続落。業績下方修正、減配を受けて直近で急落、本日は一段安の展開になっている。クレディ・スイス証券(CS)では投資判断「アンダーパフォーム」継続で、目標株価を380円から270円に引き下げている。売上高見通しは楽観的、さらなる業績下振れを予想としている。会社側が42億円から24億円に下方修正した営業利益予想は13億円とみているもよう。

<4321> ケネディクス 462 +10
反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「バイ」を継続、目標株価を740円から820円に引き上げている。新ファンド組成等によるAUM拡大、REIT等への物件売却進展から、今12月期以降の業績予想を上方修正しているもよう。業績が増益基調で推移する中、自己株式取得など資本効率改善に向けた動きもポジティブと。

<7915> 日本写真印刷 2328 +127
大幅反発。クレディ・スイス証券(CS)では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も2100円から3200円に引き上げている。為替の円高やタブレット用タッチセンサの数量下振れで今期業績を下方修正しているものの、来期以降はOLEDスマホの業績寄与を織り込んで上方修正のもよう。18.3期は109億円から190億円に増額へ。

<3938> LINE 4780 +350
大幅続伸。足元ではアナリストが相次ぎ買い推奨レポートをリリース、さらに、先週末からはADRで買い進まれる動きが目立っており、上昇ピッチが早まる状況となっている。昨日からの上昇に大きな材料は観測されないが、アリババやツイッターなど世界的なネット関連株の上昇が刺激になっているとの見方。なお、今月末にはTOPIXイベント、80億円強の資金流入が見込まれている。

<7618> PCデポ 1231 -98
売り先行。同社サービスに対するインターネット上の指摘がマイナス材料視されているようだ。高齢者に対する高額サポートサービス契約、高額な解約料などが指摘されているもよう。会社側ではこうした指摘に対して、特に高齢者のお客にはサービスをより十分に理解して契約してもらうよう改善策を検討していくとしている。

<4205> 日本ゼオン 838 +55
大幅反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、投資判断「オーバーウェイト」継続で、目標株価を1050円から1200円にまで引き上げている。リチウムイオン電池負極用バインダー事業の収益上乗せなどで、来期以降の業績予想を上方修正しているもよう。18年度には8年ぶりの過去最高益更新を予想している。

<4004> 昭和電工 1048 +20
大幅続伸。みずほ証券では投資判断「買い」継続で、目標株価を1400円から1600円に引き上げている。16.12期上期営業利益は、HDや黒鉛電極の市況低迷が継続するなか、想定以上の順調な業績になったと評価。今後5年程度の期間では、短期的な収益の変動性は高いものの、中長期的には市況回復に頼ることなく収益は拡大していくと予想。現在の株価水準はアンダーシュートの公算大と。
《XH》

 提供:フィスコ

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