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【市況】東京株式(前引け)=続落、円高嫌気して買い手控え

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 16日前引けの日経平均株価は前日比42円47銭安の1万6827円09銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は6億1888万株、売買代金概算は7745億円。値上がり銘柄数は792、対して値下がり銘柄数は999、変わらずは170銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、買い手控え感の強いなか日経平均は軟調に推移した。前日の米国株市場ではNYダウなど主要指数が揃って最高値を更新したが、リスクオンの流れに乗り切れなかった。外国為替市場で円が買われ1ドル=101円台を割り込んだことで主力株中心に見送られる展開で、日銀のETF買いに対する期待感はあるものの、上値を買う手掛かり材料に不足している。売買代金は7700億円強と低調。

 個別ではLINE<3938>が商いを集め続急伸、円高にもかかわらずトヨタ自動車<7203>も堅調な動き。日本写真印刷<7915>が値を飛ばしたほか、前日大幅安のシチズンホールディングス<7762>も切り返し急となった。ブラザー工業<6448>が物色人気となり、ケネディクス<4321>も上昇。半面、KDDI<9433>が軟調な動き。ピーシーデポコーポレーション<7618>が続落し、ワコム<6727>も下値模索が続いている。ブイ・テクノロジー<7717>が大幅安となり、ここ急速な上値追いをみせていたイーレックス<9517>も大きく利食われた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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