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2016年08月16日05時20分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

JIGSAW <日足> 「株探」多機能チャートより

■オプティム <3694>  4,705円 (+540円、+13.0%) 一時ストップ高

 東証1部の上昇率2位。オプティム <3694> が一時ストップ高まで買われた。前週末12日の取引終了後に発表した第1四半期(4-6月)単独決算で、売上高7億9800万円(前年同期比35.6%増)、営業利益2億1200万円(同84.9%増)、純利益1億3500万円(同91.5%増)と8割を超える営業増益となったことが好感された。法人向けスマートフォン・タブレット市場の拡大を背景に、IoTプラットフォームサービス事業で、「Optimal Biz」が引き続きライセンス数を伸ばしていることが業績を牽引。また、「パソコンソフト使い放題」「ビジネスソフト使い放題」ともに、既存の販売パートナーでの販売が堅調なことや、「タブレット使い放題・スマホ使い放題(タブホ)」で新たな販売パートナーを獲得したことなども寄与した。なお、17年3月期通期業績予想は、売上高32億円(前期比22.1%増)、営業利益6億4000万円(同18.9%増)、純利益4億3400万円(同50.0%増)の従来予想を据え置いている。

■JIG-SAW <3914>  7,220円 (+680円、+10.4%)

 JIG-SAW <3914> [東証M]が続急騰したほか、サン電子 <6736> も4日続伸。世界的に空前の大ヒットを記録しているスマートフォン用ゲーム「ポケモンGO」はAR(拡張現実)技術を活用したもので、今後も同技術を駆使した新たなヒット商品の登場やヘルスケアや営業業務支援など幅広いビジネス分野への応用が期待されている。そのなか、株式市場でも、物色対象として、ポケモン関連の切り口から一歩前進したAR関連技術に展開している銘柄群にスポットが当たり始めた。そのなか、JIG-SAWは電子デバイスに組み込みソフトを実装し自動監視や遠隔操作を行うシステムを手掛けるが、IoT(モノのインターネット化)分野の深耕で成長期待が強い。今年に入り英国のARエンジン開発のKudanとARセンシング技術の実用化に向けた共同研究に着手していることが関心を集めている。また、サン電子はAR技術で先駆するイスラエル企業2社と提携しており同テーマの有力関連株。カメラを搭載して空間や物体を把握する業務ソリューション「AceReal(エースリアル)」に注目度が高い。

■シャープ <6753>  117円 (+11円、+10.4%)

 12日、シャープ <6753> [東証2]が台湾の鴻海精密工業からの出資金3888億円の払込みが完了したと発表。これにより3月末に陥った債務超過を解消したことが買い材料視された。同時にみずほ、三菱東京UFJの主力行との間で、総額3000億円の融資枠を設定したことも発表。同社の経営再建の進展に期待する買いが向かった。

■SBSホールディングス <2384>  798円 (+61円、+8.3%)

 東証1部の上昇率6位。SBSホールディングス <2384> が大幅続伸。同社は総合物流事業を手掛けるが、M&A戦略によって業容拡大路線を走る。前週発表した16年12月期第2四半期(1-6月)の連結営業利益は前年同期比3倍の53億4700万円と急変貌、通期に対する進捗率も8割を超えたことで、にわかにマーケットの視線を集めた。販管費削減努力に加え、円高効果で燃料コストが低下して利益改善が急となっており、物流施設の売却も収益を押し上げている。7倍程度のPERも見直し余地につながっている。

■ソフトバンクグループ <9984>  6,804円 (+451円、+7.1%)

 東証1部の上昇率8位。ソフトバンクグループ <9984> が全般閑散相場のなかで物色人気。売買代金は前場で734億円こなし東証1部上場銘柄のなかで断トツ、株価も5%を超える上昇で13週・26週移動平均線を大きく上放れ約8ヵ月ぶりの高値圏に浮上、市場関係者の注目を誘った。同社が出資する中国電子商取引最大手アリババ集団の4-6月期営業利益は前年同期比7割増と絶好調、株価も米国市場で上値追い態勢を強めており、その流れがソフトバンクにも波及したかたちだ。日銀のETF買い入れ増額に伴い日経平均採用の値がさ株への追い風が意識されるなか、株式需給面でも下値不安の乏しさが意識されている。

■サンバイオ <4592>  1,507円 (+97円、+6.9%)

 サンバイオ <4592> [東証M]が上昇加速。同社は細胞医薬品の開発で先駆し脳神経系疾患の治療薬を手掛けており、バイオベンチャーのなかでもその技術力に対する市場の視線は熱い。14日付の毎日新聞が「頭のけがなどで脳の神経細胞が死んだり傷ついたりし、体のまひや言語障害などが出た『外傷性脳損傷』の患者を対象に、加工した骨髄由来の幹細胞(細胞医薬品)を脳に直接注入して機能回復を試みる治験を東京大病院が近く始める」と報じた。米国で進捗する脳梗塞患者での治験では運動機能や言語機能の向上が報告されているとされ、脳損傷の新たな治療法の可能性に注目が集まっている。この細胞医薬品は、健康な人の骨髄から採取した間葉系幹細胞を加工・培養したもので、サンバイオが開発したと伝えられていることから、これを材料視する買いを呼び込んだ。

■東芝 <6502>  291.1円 (+17.2円、+6.3%)

 東芝 <6502> が大幅続伸。前週末12日午後に、第2四半期累計(4-9月)連結業績予想について、売上高を2兆3500億円から2兆4700億円(前年同期比16.9%減)へ、営業損益を200億円の赤字から300億円の黒字(前年同期904億9200万円の赤字)へ、最終利益を200億円から700億円(前年同期比87.7%増)へ上方修正したことを引き続き好材料視した。第1四半期において、データセンター向けなどにメモリ需要が強く、売価下落傾向が鈍化したことや、HDDの売り上げが増加したことなどが寄与。また、早期退職の募集などで人員を削減したのをはじめ、さまざまな構造改革を進めたことも貢献するとしている。同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高1兆2074億1200万円(前年同期比1.9%減)、営業損益200億6200万円の黒字(前年同期65億4500万円の赤字)、最終損益798億300万円の黒字(同122億7100万円の赤字)となり、14年10-12月期以来、6四半期ぶりに黒字転換した。なお、17年3月期通期業績予想は、想定為替レートの見直しなどで、売上高5兆1000億円(前期比10.0%減)、営業利益1200億円(前期7087億3800万円の赤字)、純利益1000億円(同4600億1300万円の赤字)の従来予想を据え置いている。

■電通 <4324>  5,370円 (+250円、+4.9%)

 12日、電通 <4324> が決算(国際会計基準=IFRS)を発表。直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結税引き前利益が前年同一期間比2.6倍の283億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。国内の広告市況回復を背景にグループ会社の業績が好調だったうえ、2020年に開催する東京五輪のスポンサー収入も寄与し、国内事業の収益が拡大した。

■シノケングループ <8909>  2,320円 (+106円、+4.8%)

 シノケングループ <8909> [JQ]が続急伸。7月29日に日銀はETFの買い入れ枠を倍増する追加緩和策を発表したが、不動産セクターには恩恵が薄いとして、同社株をはじめ不動産関連株は下値模索の動きに移行した。しかし、それも目先は売り一巡から出直りムードが漂う。9月20~21日に開催される日銀の金融政策決定会合では緩和政策の総括的検証が行われる見通しだが、要人発言からも緩和縮小の動きは出ないとの見方が強い。投資用不動産を手掛ける同社は、マンション販売事業が好調で16年12月期中間期(1-6月)の連結売上高が364億2700万円(前年同期比26.3%増)、営業利益は51億7100万円(同32.5%増)と大幅増収増益を達成しており、好業績を改めて見直す買いを呼び込んだ。

■フェローテック <6890>  1,412円 (+64円、+4.8%)

 12日、フェローテック <6890> [JQ] が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比16.6%増の9.8億円に伸びて着地したことが買い材料視された。太陽電池関連事業がシリコン製品の量産効果や自動化ラインによる歩留まり向上で、営業利益が4.8億円の赤字→1.7億円の黒字に急浮上したことが寄与。半導体・液晶パネル製造装置向け真空シールなどの販売が伸びたことも増益に貢献した。円高による為替差損の発生が経常利益を圧迫したが、増益を確保したことを好感する買いが向かった。

■LINE <3938>  4,430円 (+195円、+4.6%)

 LINE <3938> が急伸。先月15日の東証への新規上場日に公開価格3300円に対し5000円の高値を付けた後は、調整局面を続けてきたが、15日は4400円台まで上昇。9日につけた4385円の戻り高値を更新した。アナリストからの強気評価が買い材料視された。ドイツ証券は8日にレーティングを「バイ」とし目標株価を4800円としたが、「ソーシャルメディアとして急成長する間際にある」ことを理由に挙げている。また、みずほ証券も8日に同社株の投資判断を「買い」でカバレッジを開始。目標株価を5200円とした。サービス多様化と広告の成長余地の大きさを評価。「世界的に株式市場で有力メッセージング企業の株価上昇が鮮明」とし、その中でも、LINEのバリュエーションには「割安感がある」と指摘している。

■イーレックス <9517>  2,864円 (+120円、+4.4%)

 12日、イーレックス <9517> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比4.8倍の6.9億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。電力の小売部門で契約件数が拡大し、12.1%の大幅増収を達成したことが寄与。仕入価格の下落による採算改善も利益を大きく押し上げた。

■ゼンショHD <7550>  1,829円 (+73円、+4.2%)

 ゼンショーホールディングス <7550> が4日続伸し、年初来高値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が前週末12日付のリポートで、レーティング「ホールド」を継続し、目標株価を1400円から1700円へ引き上げたことが好感された。同証券では、主に費用面で水道光熱費の低減や、人件費コントロールの寄与などを評価。また、同社は牛丼を中心に低価格領域業態を多く扱っており、外食業界の低価格志向や、円高による牛肉コストを中心にした収益改善の期待も大きいとしている。17年3月期営業利益は従来予想の170億円から181億円(会社計画177億1000万円)へ予想を引き上げた。

■飯田GHD <3291>  2,115円 (+78円、+3.8%)

 12日、飯田グループホールディングス <3291> が決算(国際会計基準=IFRS)を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益が前年同期比32.3%増の268億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力の戸建て住宅の販売単価上昇や、マンション販売の増加で増収を確保。原価管理を徹底したことも大幅増益に貢献した。上期計画の445億円に対する進捗率は60.4%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ユーグレナ <2931>  1,495円 (+47円、+3.3%)

 12日、ユーグレナ <2931> が16年9月期の連結経常利益を従来予想の8.2億円→10億円に21.1%上方修正。増益率が13.8%増→37.7%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。ミドリムシを使った健康食品の自社製品や受託製品の販売が好調に推移する中、広告費の抑制やコスト削減で販管費が想定を下回ることが寄与。

■コカ・コーラウエスト <2579>  2,707円 (+84円、+3.2%)

 12日、コカ・コーラウエスト <2579> が16年12月期の連結経常利益を従来予想の150億円→188億円に25.3%上方修正。増益率が9.3%増→37.0%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。コーヒーやお茶の新製品を中心に清涼飲料の販売が堅調に推移する中、生産効率化で販管費が想定を下回ることが利益を押し上げる。健康食品や化粧品の販売増加も上振れに貢献する。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の44円→46円(前期は41円)に増額修正したことも支援材料。

■スカパーJ <9412>  464円 (+14円、+3.1%)

 スカパーJSATホールディングス <9412> が3日ぶりに反発。15日午前11時ごろ、100%子会社スカパーJSATが通信衛星JCSAT-16の打ち上げに成功したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。日本時間の14日午後2時26分に米フロリダ州ケープ・カナベラル空軍基地から、スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX社、カリフォルニア州)の「ファルコン9」ロケットによって打ち上げられ、2時58分にロケットから分離したという。今後、静止軌道上での性能確認試験を経て運用を開始するとしており、Kuバンド(12~18GHz帯)およびKaバンド(26~40GHz帯)の軌道上予備衛星としての役割を担うとしている。

■関東電化工業 <4047>  1,046円 (+31円、+3.1%)

 関東電化工業 <4047> が反発。同社が10日に発表した第1四半期(4-6月)の連結営業利益は前年同期比22%増の21億9600万円と好調だった。この決算に対して、いちよし経済研究所では、予想(17億2000万円)を上回ったとし「リチウムイオン二次電池材料の採算改善が大きかったと推測される」と指摘。特に車載分野での需要が拡大していることなどを評価している。同経研では17年3月期の連結営業利益は会社予想76億円に対し83億円(前期比4%減)への増額修正を見込んでいる。

■ツクイ <2398>  1,439円 (+32円、+2.3%)

 ツクイ <2398> が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が前週末12日付のリポートで、レーティング「バイ」を据え置き、目標株価を1900円から2000円へ引き上げたことが好感された。同証券では、デイサービス(DS)の利用者拡大を中心に、着実に業績が進捗していることを評価。17年3月期経常利益予想を43億円から45億円(会社計画41億5100万円)へ引き上げた。また、18年3月期を同55億円から57億円へ引き上げ、会社側の18年3月期を最終年度とする中期経営計画の数値目標である経常利益54億6500万円を超過すると見込んでいる。

※15日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。


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