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【市況】米国株見通し:商い膨らみづらいが底堅い展開に

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2183.50(+3.25) (19:50現在)
ナスダック100先物 4814.25(+10.00) (19:50現在)

19:50時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。

12日の米株式市場はまちまち。7月の小売売上高、生産者物価指数(PPI)、8月ミシガン大学消費者景況感指数が予想を下振れ、米景気の先行き懸念が高まったことが嫌気され売りが先行。その後は原油相場の上昇で下値は限られており、引けにかけて下げ幅をやや縮小。ダウ平均は37.05ドル安の18576.47、ナスダックは4.50ポイント高の5232.90。

グローベックスの米株先物は、NYダウで30ドル高程度を織り込んで推移している。欧州市場は小幅であるが、全般上昇して推移している。NYダウは上昇する25日線を支持線とした上昇基調が継続している。最高値圏での推移となるなか、需給状況は良好である。ただし、夏休みシーズンであり、9月5日のレイバーデーまでは本格的な資金流入は限られるとみられる。

また、原油先物は3週間ぶりの高値をつけており、短期トレンドは転換。サウジアラビア閣僚の発言による9月のOPEC非公式会合への思惑が支援材料になるなか、株式市場の追い風になりやすい。FOMC議事録の内容等も変動要因になりそうだ。商いが膨らみづらいなか、底堅い展開が見込まれる。

なお、経済指標ではニューヨーク連銀製造業景気指数(8月)、NAHB住宅市場指数(8月)が予定されている。予想はいずれも前月を上回るとみられている。

《KK》

 提供:フィスコ

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