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【通貨】東京為替:ドル底堅い、日銀緩和期待で円売り優勢

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

15日午前の東京外為市場では、ドル・円は底堅い値動きとなった。朝方発表された4-6月期国内総生産(GDP)の予想下振れを受け、日銀の追加金融緩和への期待がドルを小幅に押し上げた。ドル・円は、前週末に発表された低調な7
月米小売売上高や同卸売物価指数を受けた売りは一服。週明けアジア市場では、ドルは売られやすいがリスク回避的な円買いは後退したもよう。今朝8時50分に発表された4-6月期GDPは年率換算で前期比+0.7%の予想に対し+0.2
%にとどまった。これを受け、日銀による追加緩和期待が高まり、日経平均株価はプラス圏に切り返し、ドルは102円前半で底堅い値動きとなった。


足元ではランチタイムの日経平均先物がマイナス圏推移のため、ドルはやや値を下げる可能性はある。ただ、日銀への期待は目先も続き、具体的な材料が提供されない場合にはドルは底堅い値動きが続くだろう。

ここまで、ドル・円は101円14銭から101円44銭、ユーロ・円は112円95銭から113円22銭、ユーロ・ドルは1.1154ドルから1.1170ドルで推移した。


【要人発言】

・石原経済再生相
「国内経済は緩やかな回復基調が続いている」

・萩生田官房副長官
「一政治家として一国民として靖国参拝」



【経済指標】

・4-6月期GDP1次速報:前期比+0.2%(年率予想:+0.7%、1-3月期:+1.9%)

《MK》

 提供:フィスコ

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