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2016年08月15日12時08分

【市況】日経平均は小幅上昇、薄商いのなかでETF買いが指数を押し上げるか/ランチタイムコメント

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均は小幅に上昇。0.79円高の16920.71円(出来高概算5億9000万株)で前場の取引を終えている。12日の米国市場は、7月の小売売上高など予想を下回る経済指標の発表が相次いでおり、NYダウは小幅に反落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円安の16810円となり、これにさや寄せする格好から売りが先行した。また、4-6月期GDPは年率0.2%増と市場コンセンサスの0.7%増を下回ったことも利食いに向かわせた。もっとも、為替市場では1ドル101円30銭辺りと横ばいで推移しており、GDPには反応薄。

 また、4-6月期GDPを受けて追加緩和が意識されているほか、下値は日銀のETF買い入れに対する思惑から下値を売る流れにはならず、売り一巡後は底堅さが意識されている。また、ソフトバンクグ<9984>が5%を超える上昇で日経平均をけん引する格好となり、売り一巡後はじりじりと下げ幅を縮め、前場半ばにはプラス圏を回復している。

 底堅い展開である。日経平均はソフトバンクグ<9984>やファナック<6954>にけん引される格好でプラス圏を回復。4-6月期GDPは予想を下回ったものの、嫌気されるというよりは、追加の緩和期待に向かわせている。また、日銀のETF買い入れに対する思惑から押し目買い意欲の強さが窺えるなど、市場のムードは良好のようだ。

 とはいえ、夏休みシーズンで参加者は限られている。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が過半数を占めているほか、規模別指数は大型、中型、小型株指数いずれもマイナス圏での推移となっている。TOPIXは0.17%安と小幅に下げているが、後場は日銀のETF買い入れへの思惑から強い動きをみせてきそうだ。特に市場参加者が限られていることもあり、指値状況の薄いところを、インデックスに絡んだ商いで日経平均を押し上げてくる可能性が高そうだ。参加者が限られる中では、新興市場の中小型株等にシフトしやすいとみていたが、引き続き指数インパクトの大きい銘柄に向かわせそうだ。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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