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【市況】15日の株式相場見通し=円高進行を嫌気して売り先行

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 15日の東京株式市場は、前週の日経平均株価が合計で665円と大幅上昇していたことに対する反動による利益確定の売りが予想されることに加え、外国為替市場で円高・ドル安が進行していることから、日経平均株価は売り先行のスタートとなりそうだ。ただ、お盆休みで市場参加者が少ないこともあり、売りも限定的となりそうだ。15日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=101円30銭台での推移となっている。

 12日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比37.05ドル安の1万8576.47ドルと反落した。米7月の小売売上高や米7月の卸売物価指数(PPI)など、この日発表された米経済指標が軒並み市場予想を下回ったことから、景気回復への警戒感が強まり利益確定の売りが広がった。ナスダック総合株価指数は、前日比4.496ポイント高の5232.895と続伸し、連日で過去最高値を更新した。

 日程面では、4~6月期の国内総生産(GDP)速報値、6月の鉱工業生産指数・確報値、米8月のNY連銀製造業景気指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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