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2016年08月15日05時20分

【注目】前週末12日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

北川精機 <日足> 「株探」多機能チャートより

■北川精機 <6327>  296円 (+80円、+37.0%) ストップ高

 北川精機 <6327> [JQ]が大幅続伸。同社は10日に、炭素繊維強化熱可塑性樹脂(CFRTP)シート材の成形が可能な真空プレス装置を開発したと発表。これが材料視された。CFRTPは次世代の軽量化素材として、自動車や航空機向けへの展開が期待されている素材。この装置は、CFRTP成形品の開発・実用化に向けた新たな成形プロセスの確立に貢献することが見込まれている。

■シャープ <6753>  106円 (+17円、+19.1%)

 11日、シャープ <6753> [東証2]が鴻海精密工業などに対する普通株およびC種種類株の発行について、中国当局から審査完了の連絡を受けたと発表したことが買い材料視された。これにより、今回の株式発行に対する払い込み条件が整ったとし、契約に基づき速やかに払い込みが行われる見込みとしている。鴻海による出資を承認されたことを受け、今後の再建策の本格化に期待する買いが向かった。

■JIG-SAW <3914>  6,540円 (+1,000円、+18.1%) ストップ高

 10日に決算を発表。「上期経常が2.1倍増益で着地・4-6月期も2.4倍増益」が好感された。JIG-SAW <3914> [東証M] が8月10日大引け後(15:30)に決算を発表。16年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期非連結比2.1倍の9300万円に急拡大した。

■平田機工 <6258>  6,660円 (+1,000円、+17.7%) ストップ高

 10日、平田機工 <6258> [JQ] が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比47.7%増の13.3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。有機EL関連の生産設備の販売が大きく伸びたほか、北米向け自動車のパワートレイン関連設備も堅調で、21.2%の大幅増収を達成したことが寄与。内製化率の拡大など原価低減を進めたことも大幅増益に貢献した。

■森永製菓 <2201>  738円 (+100円、+15.7%) ストップ高

 東証1部の上昇率2位。10日、森永製菓 <2201> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比80.5%増の55.5億円に拡大して着地したことが買い材料視された。四半期ベースの過去最高益を2四半期ぶりに更新した。機能性ゼリー飲料の販売が大きく伸びたほか、アイスや菓子の主力ブランドも好調だった。円高による仕入コストの低減に加え、販管費の抑制なども大幅増益に貢献した。第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の120億円→148億円に23.3%上方修正。従来の0.5%減益予想から一転して22.7%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

■ディー・エヌ・エー <2432>  2,935円 (+275円、+10.3%)

 東証1部の上昇率6位。ディー・エヌ・エー <2432> が4連騰し年初来高値を更新。10日の取引終了後に発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高382億8400万円(前年同期比1.5%増)、営業利益73億5400万円(同83.5%増)、純利益51億6800万円(同2.5倍)と8割を超える営業増益となったことが好感された。主催試合の入場者数が増加したスポーツ事業(プロ野球)が業績を牽引。また、アプリのコイン消費が堅調に推移したことや、海外ゲーム事業の損益改善も寄与した。なお、第2四半期累計(4-9月)連結業績予想は、売上高768億円(前年同期比2.6%増)、営業利益150億円(同31.8%増)、純利益112億円(同65.3%増)を見込んでいる。

■テンプホールディングス <2181>  1,747円 (+162円、+10.2%)

 東証1部の上昇率8位。10日、テンプホールディングス <2181> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比44.0%増の94.7億円に拡大して着地したことが買い材料視された。四半期ベースの過去最高益を2四半期ぶりに更新した。旺盛な求人需要を背景に、人材派遣やアルバイト・転職情報サービスを中心に業績好調で、15.3%の大幅増収を達成。M&A効果も寄与した。第1四半期業績の好調と米人材派遣会社との合弁事業開始を踏まえ、通期の同利益を従来予想の302億円→319億円に5.6%上方修正。増益率が7.1%増→13.2%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

■ケネディクス <4321>  456円 (+41円、+9.9%)

 10日、ケネディクス <4321> が発行済み株式数(自社株を除く)の4.5%にあたる1200万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月12日から10月31日まで。同時に決算を発表。16年12月期上期(1-6月)の連結経常利益が前年同期比37.1%増の72.3億円に拡大して着地したことも買いに拍車を掛けた。

■朝日インテック <7747>  4,970円 (+430円、+9.5%)

 10日に決算を発表。「今期経常は5%増で5期連続最高益更新へ」が好感された。朝日インテック <7747> [東証2] が8月10日大引け後(15:30)に決算を発表。16年6月期の連結経常利益は前の期比13.4%増の95.2億円になり、17年6月期も前期比5.0%増の99.9億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収、増益になる。

■井関農機 <6310>  244円 (+19円、+8.4%)

 10日、井関農機 <6310> が決算を発表。直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結最終利益が前年同一期間比8.5倍の11.3億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。中国や東南アジアでトラクターなどの販売が好調だったことが寄与。また、ローコストオペレーションの徹底で固定費が大きく減少し採算が急改善した。有価証券売却益10億円が発生したことも最終利益を押し上げた。

■マツキヨHD <3088>  4,820円 (+330円、+7.4%)

 10日、マツモトキヨシホールディングス <3088> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.28%にあたる70万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月15日から9月30日まで。同時に決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比8.3%増の78.1億円に伸びたことも支援材料。

■ファミリーマート <8028>  7,890円 (+460円、+6.2%)

 ファミリーマート <8028> が大幅高。ユニーグループ・ホールディングス <8270> との9月の経営統合に向け、ユニーグループは日経平均銘柄から削除される一方、存続会社のファミリーマートが同銘柄に新規採用される。ファミリーマートの株価水準はユニーの約7倍あり、その差を埋めるためファミリーマート株を調達するための買い需要が発生しているとの見方が出た。ユニーGHDの株価も同社株に連動し急伸した。今月26日のリバランスに向け、なお目が離せない動きが続きそうだ。

■鴻池運輸 <9025>  1,258円 (+60円、+5.0%)

 10日、鴻池運輸 <9025> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比8.8%増の31.4億円に伸びて着地したことが買い材料視された。四半期ベースの過去最高益を3四半期ぶりに更新した。食品関連の新拠点開設による取扱量の増加に加え、空港関連における訪日外国人観光客の増加を受けたグランドハンドリング業務の好調継続などが寄与した。

■そーせいグループ <4565>  17,490円 (+820円、+4.9%)

 10日、そーせいグループ <4565> [東証M]が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前損益が135億円の黒字(前年同期は12.6億円の赤字)に浮上して着地したことが買い材料視された。四半期ベースでの過去最高益を2四半期ぶりに更新した。子会社ヘプタレスの新薬候補を製薬大手アラガンに導出したことに伴い、契約一時金を受領したことが寄与。通期計画の149億円に対する進捗率は90.7%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ハーモニック <6324>  3,110円 (+124円、+4.2%)

 ハーモニック・ドライブ・システムズ <6324> が大幅高。12日午後1時ごろ、米カリフォルニア州に本部を置く研究機関SRIインターナショナルと、新しい回転型機械式トランスミッションの共同開発で合意したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。両社が開発する新型トランスミッションは、既存技術と比べて使用エネルギーと重量を低減するとともに、バックトルクを抑制する新たな「純転がりサイクロイド」運動原理を採用。同技術は、ロボット産業はもちろん、さまざまな産業用途にも役立つもので、既に詳細設計に取り掛かり、試作も始まっているとしている。

■東京エレクトロン <8035>  8,978円 (+313円、+3.6%)

 東京エレクトロン <8035> が大幅高で4連騰。スマートフォン市場が飽和化するなかで半導体装置メーカーは同関連向け需要減速が収益成長の足かせとなっているが、一方でIoT(モノのインターネット化)普及に伴う通信量の拡大を背景としてサーバー向けの需要が高水準、同社株には足もとの3次元メモリーなどの受注拡大を材料視する買いが優勢となった。また、日銀が7月29日の金融政策決定会合で追加緩和策として購入枠を倍増したETF買いでは、時価総額比で想定資金流入額の大きい値がさ株としても注目されており、下値不安が限定的なことも買いに有利に働いた。

■すかいらーく <3197>  1,355円 (+42円、+3.2%)

 10日、すかいらーく <3197> が決算(国際会計基準=IFRS)を発表。16年12月期上期(1-6月)の連結税引き前利益は前年同期比15.5%増の122億円に伸びて着地したことが買い材料視された。第1四半期(1-3月期)の同利益は3%減益だったことから、ポジティブサプライズとして受け止められた。既存店売上高のマイナスを積極的な新規出店で補い、増収を確保。生産性の向上やコスト削減で販管費を抑制したことも利益を押し上げた。

■楽天 <4755>  1,234.5円 (+37円、+3.1%)

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券は10日、日経平均株価の定期入れ替えの予想を発表した。同証券では、新規採用銘柄として楽天 <4755> を予想。ケネディクス <4321> を予備候補とした。除外銘柄は日本曹達 <4041> を見込んでいる。定期入れ替えに伴うリバランスは9月30日の大引けで行われ、10月3日から新しい銘柄で算出される。

■栄研化学 <4549>  2,538円 (+69円、+2.8%)

 栄研化学 <4549> が4日続伸。10日の取引終了後、FIND(革新的で新しい検査法を開発するために設立された非営利目的の基金、本部ジュネーブ)と共同開発した、LAMP法による結核遺伝子検査法がWHOの推奨を取得したと発表しており、今後の事業展開への貢献が期待されている。今回、推奨を取得したのは、「Loopamp結核菌群検出試薬キット」と「Loopamp PURE DNA抽出キット」および測定装置「Loopamp蛍光測定部付恒温装置 LF-160」を使用した結核遺伝子検査法(以下2キット・装置で「TB-LAMP」)。日本国内では2011年から販売しているが、患者の早期発見、早期治療、さらに感染拡大防止に寄与できることから、高結核負担国におけるTB-LAMPの使用を推進するため、WHOの推奨取得手続きを行っていた。

■スクリン <7735>  1,180円 (+26円、+2.3%)

 SCREENホールディングス <7735> が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が10日、投資判断「ニュートラル」を継続しつつ、目標株価を890円から980円へ引き上げたことが好材料視された。同証券では従来、上期をピークに次世代N10(10nm)に向けたファウンドリ投資が一服すると予想していたが、次々世代のN7(7nm)の立ち上げが前倒しされ、投資が持続すると予想。さらに、3DNAND向け受注が2番手グループを中心に第2四半期以降増加するとみて、今後の受注環境は想定以上に強いと判断し、17年3月期営業利益予想を会社側の270億円に対して275億円と予想。また、18年3月期を同215億円から267億円へ引き上げている。

※12日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。


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