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【市況】今週の【JASDAQ市場】8月8~12日『好決算銘柄やテーマ株を物色』

ジャスダック <日足> 「株探」多機能チャートより

【買い先行も大型株優位で伸び悩む、好決算のチャームケアはストップ高】8日(月)

■概況■2451.85、+3.94
8日(月)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均が反発、J-Stock Indexが続落、JASDAQ-TOP20が小反落となった。値上がり:290銘柄、値下がり:273銘柄、変わらず:68銘柄。JASDAQ平均は米7月雇用統計を受けた米国株の上昇や日経平均の反発スタートに連れて買いが先行したが、25日線に上値を抑えられる形となった。引き続き日本銀行による上場投資信託(ETF)買い入れへの思惑から大型株優位の相場展開で、JASDAQ銘柄を含む中小型株の伸びは相対的に低調だった。


◆注目銘柄◆
第1四半期決算を受けて前週から人気化している極楽湯<2340>がJASDAQ売買代金トップで続伸。7月既存店売上高がポジティブ視されたセリア<2782>や、セプテーニHD<4293>、シンバイオ製薬<4582>、タツモ<6266>などが上昇した。アイビー<4918>は連日のストップ高比例配分で、今期の大幅増益見通しを受けてチャームケア<6062>もストップ高比例配分となった。また、ジシステム<9758>、タカギセイコー<4242>、ガーラ<4777>は10%超上昇した。一方、マクドナルド<2702>、クルーズ<2138>、シノケンG<8909>、ハーモニック<6324>、ドーン<2303>などが下落。第1四半期決算がネガティブ視されたヒビノ<2469>はストップ安まで売られ、ライセンス契約終了を発表したカルナバイオ<4572>はストップ安比例配分。また、業績予想を下方修正したトレイダーズ<8704>などが10%超の下落となった。


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【引けにかけて上げ幅広げる、好決算銘柄やテーマ株を物色】9日(火)

■概況■2458.31、+6.46
9日(火)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均が続伸でJ-Stock Indexは反発、JASDAQ-TOP20は続落となった。値上がり:325銘柄、値下がり:236銘柄、変わらず:79銘柄。JASDAQ平均は安寄り後に切り返し、引けにかけて上げ幅を広げる展開となった。日経平均が想定以上に底堅い動きを見せる中、本日は任天堂<7974>の上昇なども目立ち、個人投資家主体のテーマ物色なども活発化する流れとなったようだ。


◆注目銘柄◆
子会社がヤフー<4689>と業務提携のアストマックス<7162>が急伸。極楽湯<2340>、チャームケア<6062>は引き続き決算内容が好感されて大幅続伸。ヒューマン<2415>は業績観測報道が好感され、シノケンG<8909>やユニマットRC<9707>も上振れ決算や上方修正が好感されて大幅に上昇。半面、カルナバイオ<4572>はヤンセン社との契約終了を受けた売りが続き大幅続落。アイビー<4918>は過熱感から急反落。ガーラ<4777>は大幅反落で、ドーン<2303>は大幅続落。JASDAQ-TOP20では、メイコー<6787>、ハーモニック<6324>、マクドナルド<2702>などがしっかり。一方、SOMPOケア<2400>、インフォコム<4348>がさえない。


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【方向感乏しくもみ合い、決算発表銘柄などに関心集まる】10日(水)

■概況■2458.23、-0.08
10日(水)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均が反落、J-Stock Indexは続伸で、JASDAQ-TOP20は反発となった。値上がり:299銘柄、値下がり:248銘柄、変わらず:87銘柄。JASDAQ平均は朝方の売り先行後は下げ渋り、後場は前日終値を挟んでのもみ合いに終始した。日経平均が後場中頃から伸び悩むなど全体相場に方向感が定まらない中、祝日を控えての換金売り圧力などにも押される形となった。


◆注目銘柄◆
表示制御用LSIが独車クラスタ純正品で採用と伝わったザイン<6769>がストップ高。エン・ジャパン<4849>、ユニバーサル<6425>は4-6月期の好決算が評価材料視される。アーバネット<3242>も決算内容が好感される。アストマックス<7162>、ヒューマン<2415>は連日の急伸で、アイビー<4918>は急反発。半面、新報国鉄<5542>は大幅増益決算も市場の期待値には達せず出尽し感強まる。極楽湯<2340>は過熱感から利食い売りが優勢に。レーサム<8890>は第1四半期の大幅減益決算が嫌気される。JASDAQ-TOP20では、ザインのほか、メイコー<6787>、セリア<2782>などがしっかり。一方、マクドナルド<2702>、ユビキタス<3858>がさえない。


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【引けにかけて上げ幅広げる、大型株からの資金シフトの兆しも】12日(金)

■概況■2465.47、+7.24
12日(金)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均が反発で、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20は続伸となった。値上がり:311銘柄、値下がり:242銘柄、変わらず:91銘柄。JASDAQ平均は朝方の売り一巡後に切り返し、その後も大引けにかけて上げ幅を広げる展開になった。日経平均が堅調な動きで買い安心感が強い中、値動きの鈍い主力大型株から、中小型株への資金シフトもみられつつあるようだ。


◆注目銘柄◆
北川精機<6327>がCFRTPシート材の成形可能な真空プレス装置開発で急騰。平田機工<6258>は4-6月期の大幅増益決算で、タツモ<6266>12月期通期業績の一転増益見通しでそれぞれ急伸。UTグループ<2146>も4-6月期の大幅増益や上期予想の上方修正を好感で大幅高。アストマックス<7162>は連日の急伸。半面、日本アイエスケ<7986>は4-6月業績の減速感で売り優勢に。メイコー<6787>も第1四半期経常赤字幅拡大が嫌気される。極楽湯<2340>は引き続き利食い売りが優勢に。JASDAQ-TOP20では、フェローテック<6890>、ハーモニック<6324>、クルーズ<2138>などがしっかり。一方、メイコーのほか、ザイン<6769>、田中化研<4080>がさえない。


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《TM》

 提供:フィスコ

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