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【市況】NY株式:ダウは117ドル高、主要小売企業の決算を好感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

11日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は117.86ドル高の18613.52、ナスダックは23.81ポイント高の5228.40で取引を終了した。朝方発表された主要小売企業の決算内容が好感され、買いが先行。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、原油相場が上昇したことも好感され、終日堅調推移となった。NYダウ、ナスダック総合指数、S&P500指数が史上最高値を更新した。セクター別では、耐久消費財・アパレルやエネルギーが上昇する一方で不動産や食品・飲料・タバコが下落した。

小売のメーシーズ(M)は1株利益が予想を上振れたほか、100店舗の閉鎖を発表し、大幅上昇。小売のコールズ(KSS)や中国電子商取引のアリババ・グループ(BABA)も決算内容が好感され、堅調推移。製薬のアラガン(AGN)はアイケア企業の買収を発表し、買われた。一方で、製薬のバリアント・ファーマシューティカルズ(VRX)は保険会社への詐欺行為で、捜査対象になっていることが明らかとなり、大幅下落となった。

百貨店のノードストローム(JWN)はマーケット終了後に5-7月期決算を発表、売上高は予想を下振れたものの、一株利益は上振れた。時間外取引で上昇して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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